マルチキャストイメージセットバンドルは、以前にデバイスから取得されイメージングサーバに保存されているイメージを使用します。イメージは、デバイスごとに別々に送信される代わりに、複数のデバイスに同時に送信され、デバイスに再イメージ処理が行われるので、ネットワーク回線容量の使用量が節約されます。たとえば、マルチキャストセッションに10個のデバイスが含まれ、イメージのサイズが3GBの場合、10個すべてのデバイスにイメージ処理を行う際に発生するネットワークトラフィックは3GBになります。マルチキャストを使用しない場合、ネットワークには30GBのネットワークトラフィックが発生してしまいます。
マルチキャストを正しく機能させるには、ネットワーク上のすべてのルータおよびスイッチでマルチキャスト機能を設定する必要があります。この設定を怠ると、マルチキャストパケットが正しくルーティングされない場合があります。
1つのマルチキャストセッションは、マルチキャストセッションセットバンドルに割り当てられた、ブート中(ジョイン中)のすべてのクライアント(デバイス)から構成されますが、ブート処理を完了するには開始トリガを待つ必要があります。つまり、デバイスのブートプロセスは、経過時間やクライアント数のエントリで指定した値に達するまで、トリガのうちの1つの内容に達しない限り待たされることになります。
セッションが開始すると、このバンドルに割り当てられた他のブート中のデバイスはこのセッションに含まれることはありませんが、次のセッションがトリガされる際にその中に含まれるます。
マルチキャストの開始を決定するのに使用できるトリガには2種類あります。最初に条件に達したトリガがセッションを開始します。これらのトリガは、ジョイン中の複数のクライアントにスケールメリットを求めるけれども、セッションを長い間待機状態にしたくない場合に役立ちます。
イメージのマルチキャストはZENworksコントロールセンターまたは手動のいずれかで実行できます。
マルチキャストイメージセットバンドルは、以前にデバイスから取得されイメージングサーバに保存されているイメージを使用します。イメージは、デバイスごとに別々に送信される代わりに、複数のデバイスに同時に送信され、デバイスに再イメージ処理が行われるので、ネットワーク回線容量の使用量が節約されます。たとえば、マルチキャストセッションに10個のデバイスが含まれ、イメージのサイズが3GBの場合、10個すべてのデバイスにイメージ処理を行う際に発生するネットワークトラフィックは3GBになります。マルチキャストを使用しない場合、ネットワークには30GBのネットワークトラフィックが発生してしまいます。
マルチキャストを正しく機能させるには、ネットワーク上のすべてのルータおよびスイッチでマルチキャスト機能を設定する必要があります。この設定を怠ると、マルチキャストパケットが正しくルーティングされない場合があります。
プレブートサービスでは、マルチキャストは自動的に行われます。マルチキャストイメージセットバンドルを定義してそれをデバイスに割り当てます。マスチキャストセッションは、設定したトリガイベントが発生すると、開始します。
Configuration Managementを使用すると、バンドルによりソフトウェアをインストールできます。直接割り当てられるバンドルに含まれているソフトウェアは必須です。このソフトウェアは、割り当てられるすべてのデバイスにインストールされます(バンドルはデバイス、グループ、またはフォルダに直接割り当てられます)。
マルチキャストイメージセットバンドルを設定し、デバイスをバンドルに割り当てるには、次の手順に従います。
ZENworksコントロールセンターで、左側のペインにある[
]をクリックして、[バンドル]タブを表示します。[
]カラムで、[ ]>[ ]の順にクリックして、新規バンドルの作成ウィザードを起動します。新規バンドルの作成ウィザードで、[
]を選択し、[ ]をクリックして、[イメージングバンドルタイプの選択]ページを表示します。[
]を選択して[ ]をクリックし、[詳細の定義]ページを表示します。次のフィールドに入力します。
バンドル名: (必須)バンドルはコントロールセンターでアイコンのタイプおよびリストされているフォルダにより識別できますが、フォルダに一緒にリストされているZENworksマルチキャストイメージセットバンドルを区別する命名規則を開発してください。
詳細については、『ZENworks 10 Configuration Managementシステム管理リファレンス』の「ZENworksコントロールセンターでの命名規則」を参照してください。
フォルダ: コントロールセンターでZENworksマルチキャストイメージセットバンドルを表示する場所を参照します。このフォルダは存在する必要があります。ZENworksではこのウィザードから新規フォルダが作成されないので、存在しないフォルダは指定できません。
アイコン: デスクトップでこのバンドルのアイコンを使用する場合は、アイコンを参照して選択します。
説明: このマルチキャストイメージセットバンドルの正確な目的が分かるように説明を入力します。
イメージのサブセットを使用する場合、このバンドルが設定されるファイルセットを示してください。
[
]をクリックして、[マスタイメージソース]ページを表示します。次のフィールドに入力します。
File Path: マルチキャストイメージセットバンドルにより使用されるイメージングファイルが保存されるイメージングサーバの場所。
メモ:アプリケーションアドオンイメージは、リンクされたアプリケーションバンドル以外では使用できないため、ディレクトリにイメージエクスプローラユーティリティを使用して作成されたアドオンイメージか、ZENworksコントロールセンターを介して作成されたアドオンイメージが含まれる場合は、アプリケーションアドオンイメージを選択しないでください。
ファイルセット: Image Explorerを使用して、イメージングバンドルを作成する場合に選択用のファイルセットを作成することができます。詳細については、セクション B.0, ファイルセットおよびイメージ番号を参照してください。
Image Explorerを実行するには、次を実行します。
Windows: %ZENWORKS_HOME%\bin\preboot\zmgexp.bat
Linux: /opt/novell/zenworks/preboot/bin/zmgexp
次のフィールドに必要事セクションを入力します。
ZENworksマルチキャストの開始を決定するのに使用できるトリガには2種類あります。最初のトリガは、セッションのクライアント数であり、2番目のトリガは、クライアントがそれ以内でセッションに接続する必要のある時間です。最初に条件を満たしたトリガがセッションを開始します。
セッションは、ブート(参加)しているマルチキャストイメージセットバンドルに割り当てられるすべてのクライアント(デバイス)で構成されますが、開始トリガを待機しません。そのため、デバイスのブートプロセスは、経過時間やクライアント数のエントリで指定した値に達するまで、トリガのうちの1つの内容に達しない限り待たされることになります。
セッションが開始すると、このバンドルに割り当てられた他のブート中のデバイスはこのセッションに含まれることはありませんが、次のセッションがトリガされる際にその中に含まれます。
セッションの開始: 2つのオプションがあります。
____クライアントの参加時:
最初に満たされた場合、このトリガは、指定したクライアント数にセッションを制限します。デフォルトは1です。
新しいクライアントが参加してから一定時間後(分)____:
最初に満たされた場合、このトリガは、参加しているクライアント数に関係なく、セッションを開始します。ただし、少なくとも1人にクライアントが参加している必要があります(1人もいない場合マルチキャストするデバイスがありません)。
「新しいクライアント」とは、トリガが満たされるまでの待機時間のカウントを開始する、最初にブートしたデバイスです。デフォルトは5です。
メモ:マルチキャストセッションでは、手動で特定のデバイスをマスタとして指定できません。
これらのトリガは、ジョイン中の複数のクライアントにスケールメリットを求めるけれども、最初からセッションを長い間待機状態にしたくない場合に役立ちます。
[次へ]
[
]チェックボックスを選択してオンにします。このバンドルには一般的なアクション名が付けられているため、バンドルが作成された後で、その名前をステップ 12で変更する必要があります。
設定を確認して、次のいずれかをクリックします。
戻る: 概要の確認後の変更を可能にします。
終了: この[概要]ページにリストされている設定ごとに指定されているように、マルチキャストイメージセットバンドルを作成します。
バンドルの[
]タブが表示されたら、[ ]タブをクリックして[ ]列でバンドル名(デフォルトは「マルチキャストセット」)をクリックし、[ ]で名前を編集して[ ]をクリックします。このバンドルは、作成されてから[
]タブで割り当てを行うまでデバイスまたはグループに割り当てられません。重要:このイメージングバンドルがファイアウォール内の管理デバイスで作成されていて、これをファイアウォール外のデバイスに割り当てる場合、ポート8089が両方向(パブリック->プライベートおよびパブリック<-プライベート)で開いている必要があります。
マルチキャストイメージセットバンドルのトリガイベントが発生すると(ステップ 8で設定)、マルチキャストセッションが開始されます。
アドオンイメージを使用して、C:\Program Files\Novell\ZENworks\workディレクトリ構造を作成します。
アドオンイメージの作成に関する詳細については、既存のバンドル向けのアドオンイメージの作成を参照してください。
単一のイメージングバンドルを作成します。
バンドルにマルチキャストイメージングセットを2つ作成します。ベースオペレーティングシステム、ZENworks Agent、およびステップ 1で作成されたフォルダ構造用に1つ目を、アドオンアプリケーションイメージ用に2つ目を作成します。
たとえば、次のマルチキャストイメージングセットアクションをバンドルに作成します。
アクション1: ベースオペレーティングシステムイメージ、addondir.zmg、およびPreAgent.zmgを含めます。
アクション2: アドオンアプリケーションイメージを含めます。
マルチキャストセッションの参加者には登録デバイスと未登録デバイスの2つのソースがあります。いずれか一方または両方を任意のマルチキャストイメージセットバンドルに割り当てることができます。参加デバイスは、ZENworksイメージファイルのあるサーバからPXEブートされる必要があります。
ZENworksコントロールセンターで、左側のペインにある[
]をクリックして、[ ]タブに[デバイス]パネルを表示します。[
]または[ ]フォルダをクリックして、マルチキャストセッションに参加するデバイスのチェックボックスをオンにします。[
]>[ ]の順にクリックします。これで、バンドルの割り当てウィザードが開始します。
[オブジェクトの選択]ダイアログボックスで、該当するマルチキャストイメージセットバンドルを選択します。
[ショートカット位置]セクションで、すべてのチェックボックスの選択が解除されていることを確認して[
]をクリックします。イメージングバンドルは、ショートカット位置を使用しません。
[
]>[ ]の順にクリックしてマルチキャストセッションの割り当てを完了します。デバイスがこのマルチキャストイメージセットバンドルに割り当てられると、マルチキャストセッションの一部となり、バンドルに含まれているイメージからイメージングすることができます。
デバイスの[
]タブの[イメージング作業]パネルで、[ ]をクリックします。[
]フィールドで、[ ]を選択して、[ ]をクリックします。これで、デバイスが次のブート時にその有効なバンドルのマルチキャストイメージセットバンドル操作を実行するように設定されます。
(条件付き)マルチキャストセッションを有効にする必要がある場合は、マルチキャストイメージセットバンドルの有効化または無効化に進みます。
デフォルトで、マルチキャストイメージセットバンドルは作成時に有効になっています。
ZENworksコントロールセンターで、左側のペインにある[
]をクリックして、[ ]タブを表示します。続いて、[ ]が展開されていない場合はクリックします。[
]をクリックしてリストを展開し、[ ]を選択します。必要な場合は、[デバイスイメージングワーク割り当て]セクションを展開し、[ハードウェアルール]セクションで[
]をクリックし、[ルール構築]ダイアログボックスを開きます。[ルール構築]ダイアログボックスの詳細については、[ルール構築]ダイアログボックスを参照してください。
[
]フィールドで、該当するマルチキャストイメージセットバンドルを参照して選択します。その他のフィールドに入力して、マルチキャストセッションでイメージングを行うデバイスのタイプを設定します。
[プレブートサービス]セクションの一番下で[
]をクリックし、未登録デバイスの設定を保存します。このブート手順で定義した要求をデバイスが満たすと、デバイスはマルチキャストセッションの一部となり、マルチキャストイメージセットバンドルに含まれているイメージからイメージングすることができます。
(条件付き)マルチキャストセッションを有効にする必要がある場合は、マルチキャストイメージセットバンドルの有効化または無効化に進みます。
マルチキャストイメージセットバンドルは、デフォルトで作成時に有効になっています。ただし、セッションを実行するかどうかを制御するための方法として、バンドルを無効にすることができます。この場合、各デバイスまで出向いて作業のスケジュールを解除する必要はありません。
このバンドルのセッションを無効にした場合、バンドルに割り当てられているデバイスが再起動してセッションがトリガされても、マルチキャストセッションを実行することはできません。
デバイスのイメージング設定が「何もしない」の場合でも(セクション 3.5, イメージングワークの編集のステップ 5からステップ 6を参照)、マルチキャストイメージセットバンドルに割り当てられている各デバイスで、リブート時にバンドルを受信できます。
マルチキャストイメージセットバンドルを有効または無効にするには、次の手順に従います。
ZENworksコントロールセンターで、左側のペインにある[
]をクリックして、[バンドル]タブを表示します。[
]列で、[マルチキャストイメージセット]バンドルをクリックして[ ]タブを開きます。[マルチキャストイメージセット]がすべてのマルチキャストイメージセットバンドルの[ ]カラムに表示されます。
[検索]パネルを使用してマルチキャストイメージセットバンドルのみを表示させることができます。[
]フィールドで下矢印をクリックし、[ ]を選択します。[
]タブをクリックして、次のいずれかを実行します。バンドルを有効にするには、バンドルのチェックボックスをオンにして[
]をクリックします。バンドルを無効にするには、バンドルのチェックボックスをオンにして[
]をクリックします。[
]をクリックして、このバンドルに割り当てられているデバイスのマルチキャストを有効または無効にします。有効にした場合、マルチキャストイメージセットバンドルに割り当てられているデバイスは、イメージング作業がスケジュールされていれば、次回ブート時に、マルチキャストセッションに参加することができます。
コマンドラインからマルチキャストセッションを実行する場合は、ZENworksイメージングサーバからマルチキャストセッションを開始し、各参加デバイスを物理的に操作する必要があります。手動マルチキャストセッションの実行は、参加するデバイスの数が少ない研究室環境などでは特に便利です。
次のセクションでは、手動マルチキャストセッションを実行する手順について説明します。次のセクションの手順は両方実行する必要がありますが、どちらを先に実行してもかまいません。
ZENworksイメージングサーバで、次の手順を実行して、マルチキャストセッションを開始します。
[サービス]ウィンドウで、Novell ZENworksプレブートサービスが実行されているかどうかを判断します。
実行されていない場合は、サービスを右クリックして、[
]を選択します。コマンドラインで、次のコマンドを入力してマルチキャストセッションを有効にします。
%ZENWORKS_HOME%\bin\preboot\zmgmcast.exe ‑mcast arguments
ここで、argumentsは、コマンドラインに追加できる次の引数を表します。
引数 |
説明 |
---|---|
session_name |
(必須)セッション名には、ネットワークで進行中の他のマルチキャストセッションからこのマルチキャストセッションを識別する独自の文字列を指定します。 |
-p path |
(必須)イメージングサーバにあり、マルチキャストされるイメージのパス。フルパスを指定する必要があります。 |
-i IP_address |
(オプション)イメージングサーバのIPアドレス。プライマリサーバのIPアドレスが指定されている場合は、そのIPアドレスがデフォルトになります。 |
-f file_set_number |
(オプション)ファイルセットは、この情報を使用して、現在のZENworksイメージバンドルに割り当てられます。 ファイルセット: Image Explorerを使用して、イメージングバンドルを作成する場合に選択用のファイルセットを作成することができます。詳細については、セクション B.0, ファイルセットおよびイメージ番号を参照してください。 Image Explorerを実行するには、次を実行します。 Windows: %ZENWORKS_HOME%\bin\preboot\zmgexp.bat Linux: /opt/novell/zenworks/preboot/bin/zmgexp |
-t time_wait |
(オプション)ブートしているデバイスの数が[クライアント数]に指定した要件を満たしていない場合、参加デバイスがブートされてから、別の参加デバイスがブートされてない状態で特定の時間が経過すると、マルチキャストセッションが開始されます。この時間を指定します。デフォルトは5分です。 |
-c client_count |
(オプション)マルチキャストセッション開始前にブートさせる参加デバイスの数。指定しない場合、デフォルトの1が使用されます。 |
重要:イメージは、各参加デバイスからマルチキャストセッションを開始した後にのみ、各参加デバイスに送信および配置できます。
マルチキャストセッションのステータスを表示するには、次のコマンドを入力します。
%ZENWORKS_HOME%\bin\preboot\zmgmcast.exe ‑status ‑i proxy_IP_address
-i引数はオプションです。
マルチキャストセッションのリストを表示するには、次のコマンドを入力します。
%ZENWORKS_HOME%\bin\preboot\zmgmcast.exe list ‑i proxy_IP_address
-i引数はオプションです。
マルチキャストセッションを停止するには、次のコマンドを入力します。
%ZENWORKS_HOME%\bin\preboot\zmgmcast.exe ‑stop session_name ‑i proxy_IP_address
session_nameは必須で、-i引数はオプションです。
コマンドラインで、次のコマンドを入力して、イメージングソフトウェアが実行していることを確認します。
/etc/init.d/novell-pbserv status
実行していない場合、次のコマンドを入力します。
/etc/init.d/novell-pbserv ‑start
コマンドラインで、次のコマンドを入力してマルチキャストセッションを有効にします。
/opt/novell/zenworks/preboot/bin/novell-zmgmcast ‑mcast arguments
ここで、argumentsは、コマンドラインに追加できる次の引数を表します。
引数 |
説明 |
---|---|
session_name |
(必須)セッション名には、ネットワークで進行中の他のマルチキャストセッションからこのマルチキャストセッションを識別する独自の文字列を指定します。 |
-p path |
(必須)イメージングサーバにあり、マルチキャストされるイメージのパス。フルパスを指定する必要があります。 |
-i IP_address |
(オプション)イメージングサーバのIPアドレス。 |
-f file_set_number |
(オプション)ファイルセットは、この情報を使用して、現在のZENworksイメージバンドルに割り当てられます。 ファイルセット: Image Explorerを使用して、イメージングバンドルを作成する場合に選択用のファイルセットを作成することができます。詳細については、セクション B.0, ファイルセットおよびイメージ番号を参照してください。 Image Explorerを実行するには、次を実行します。 Windows: %ZENWORKS_HOME%\bin\preboot\zmgexp.bat Linux: /opt/novell/zenworks/preboot/bin/zmgexp |
-t time_wait |
(オプション)ブートしているデバイスの数が[クライアント数]に指定した要件を満たしていない場合、参加デバイスがブートされてから、別の参加デバイスがブートされてない状態で特定の時間が経過すると、マルチキャストセッションが開始されます。この時間を指定します。デフォルトは5分です。 |
-c client_count |
(オプション)マルチキャストセッション開始前にブートさせる参加デバイスの数。指定しない場合、デフォルトの1が使用されます。 |
重要:イメージは、各参加デバイスからマルチキャストセッションを開始した後にのみ、各参加デバイスに送信および配置できます。
マルチキャストセッションのステータスを表示するには、次のコマンドを入力します。
/opt/novell/zenworks/preboot/bin/novell-zmgmcast status ‑i proxy_IP_address
-i引数はオプションです。
マルチキャストセッションのリストを表示するには、次のコマンドを入力します。
/opt/novell/zenworks/preboot/bin/novell-zmgmcast list ‑i proxy_IP_address
-i引数はオプションです。
マルチキャストセッションを停止するには、次のコマンドを入力します。
/opt/novell/zenworks/preboot/bin/novell-zmgmcast ‑stop session_name ‑i proxy_IP_address
session_nameは必須で、-i引数はオプションです。
各デバイスを物理的に操作しているときに、イメージング保守モードプロンプトまたはZENworksイメージングエンジンメニューを使用してマルチキャストセッションを実行できます。
詳細情報については、次のセクションを参照してください。
(オプション) Novell ZENworks Configuration Managementイメージングエージェント(novell-ziswin)を各参加デバイスにインストールします。
各参加デバイスにイメージングエージェントをインストールしないと、デバイスのネットワークIDが重複することになります。詳細については、イメージのマルチキャストの制限を参照してください。
マルチキャストセッションを支援する各人について、イメージングブートCD/DVDを作成するか、参加デバイスでPXEを有効にします。
この方法については、セクション 2.3, ZENworksイメージング用のプレブートサービスの方法の設定 を参照してください。
イメージングサーバからマルチキャストセッションを開始する場合を除き、マスタデバイスを含めた各デバイスで、イメージングブートCD/DVDを使用してイメージング保守モードプロンプトにアクセスします。PXEが有効なデバイスの場合は、デバイスをブートすることによってイメージング保守モードプロンプトにアクセスします。
プロンプトで「manual」と入力します。
マルチキャストセッションで各参加デバイスを識別するには、各デバイスのプロンプトで次のコマンドを入力します。
img ‑session session_name
session_nameには、ネットワークで進行中の他のマルチキャストセッションからこのマルチキャストセッションを識別する独自の文字列を指定します。このマルチキャストセッションの各参加デバイスには同じセッション名を使用します。イメージングサーバから実行されるものも含め(この場合はイメージングサーバが使用しているセッション名を指定)、どのマルチキャストセッションでも指定できます。
例: img ‑session mcast01
img -sessionコマンドでは、マスタデバイスとイメージング開始時間をあらかじめ指定できる他のパラメータを併用できます。詳細については、セクション F.0, ZENworksイメージングエンジンのコマンドを参照してください。
(条件付き)マルチキャストセッションをまだ開始していない場合は、マスタデバイスまたはイメージングサーバから開始します。
マスタデバイス: マルチキャストセッションをマスタデバイスから開始するには、他のすべてのデバイスが参加デバイスとして登録した後で、[
]をクリックします。マスタデバイスからセッションを開始する場合は、セッションマスタとしてデバイスが指定されている必要があります。イメージングサーバからセッションを開始する場合は、セッションマスタとして保存済みのイメージファイルを使用するイメージファイルが指定されている必要があります。
ZENworksイメージングエンジンによってマスタデバイスのイメージの作成が開始され、そのイメージが各参加デバイスに送信されて復元されます。問題があれば、マスタデバイスにレポートされ、表示されます。
イメージングサーバ: イメージングサーバからマルチキャストセッションを開始する場合は、ZENworksイメージングサーバからのマルチキャストセッションの開始の手順に従ってください。
個々のイメージング対象デバイスでイメージングが終了したら、新しいオペレーティングシステムでデバイスをブートします。
(オプション) Novell ZENworks Configuration Managementイメージングエージェント(novell-ziswin)を各参加デバイスにインストールします。
各参加デバイスにイメージングエージェントをインストールしないと、デバイスのネットワークIDが重複することになります。詳細については、イメージのマルチキャストの制限を参照してください。
マルチキャストセッションを支援する各人について、イメージングブートCD/DVDを作成するか、参加デバイスでPXEを有効にします。
この方法については、セクション 2.3, ZENworksイメージング用のプレブートサービスの方法の設定 を参照してください。
イメージングサーバからマルチキャストセッションを開始する場合を除き、マスタデバイスを含めた各デバイスで、イメージングブートCD/DVDを使用してイメージング保守モードプロンプトにアクセスします。PXEが有効なデバイスの場合は、デバイスをブートすることによってイメージング保守モードプロンプトにアクセスします。
プロンプトで「manual」と入力します。
または
Novellプレブートサービスメニューから[
]を選択します。マルチキャストセッションで各参加デバイスを識別するには、プロンプトで「img」と入力し、ZENworksイメージングエンジン画面を表示します。
[
]をクリックし、[ ](またはタスクバーの[ ])をクリックして、 マルチキャストウィザードを開始します。セッション名を入力します。
セッション名には、ネットワークで進行中の他のマルチキャストセッションからこのマルチキャストセッションを識別する独自の文字列を指定します。このマルチキャストセッションの各参加デバイスには同じセッション名を使用します。イメージングサーバから実行されるものも含め(この場合はイメージングサーバが使用しているセッション名を指定)、どのマルチキャストセッションでも指定できます。
次の[
]オプションを選択します。マスタ: このワークステーションがセッションマスタの場合は、このオプションを選択します。
クライアント: このデバイスが参加デバイスの場合は、このオプションを選択します。
(オプション) ステップ 8でマスタを選択した場合、[ ]、[ ]の順にクリックして、次のフィールドに入力します。
圧縮レベル: このマルチキャストセッションで使用する圧縮レベルを指定します。
なし: データの圧縮は使用されません。データはネットワークを介して参加デバイスにすぐに送信されます。マスタデバイスのCPUが低速の場合は、このオプションを使用します。このオプションを使用すると、データを圧縮する時間が不要になるため、データはネットワーク上にすぐに送信されます。ただし、このオプションを使用すると、他の圧縮レベル([
]、[ ]、[ ])の1つを選択した場合よりもネットワークトラフィックが増加します。速度: データがネットワークを介して参加デバイスに送信されるまでに、データの圧縮にかかる時間が最も短くなります。マスタデバイスのCPUが低速の場合は、このオプションを使用します。このオプションを使用すると、データがネットワーク上に送信されるまでにかかるデータ圧縮時間が短縮されます。ただし、このオプションを使用すると、マルチキャストセッションによって作成されるネットワークトラフィックが
または 圧縮レベルを選択した場合よりも増加します。バランス: データ圧縮とマルチキャストセッションによって作成されるネットワークトラフィック量のバランスが取られます。
サイズ: データがネットワークを介して参加デバイスに送信されるまでに、データの圧縮にかかる時間が最も長くなります。マスタデバイスのCPUが高速の場合は、このオプションを使用します。このオプションを使用すると、データの圧縮に必要なCPUリソースが最も多くなりますが、参加デバイスにデータを転送するネットワークトラフィックは減少します。
自動セッション: マルチキャストセッションを自動的に開始するまでに登録が必要な参加デバイス(クライアント)の数を指定したり、参加デバイスの登録数を満たしていなくてもマルチキャストセッションを自動的に開始するまでの待機時間を分単位で指定する場合は、[
]をクリックします。[使用可能][
]をクリックし、[ ]をクリックします。セッションをキャンセルするには、[
]>[ ]>[ ]>[ ]の順にクリックします。個々のイメージング対象デバイスでイメージングが終了したら、新しいオペレーティングシステムでデバイスをブートします。