Novell
exteNd Professional and Enterprise Suite 5
5.2リリースノート
2004年6月
Novell® exteNdTM 5 (バージョン5.2)へようこそ。このリリースノートは、次の節から構成されています。
exteNdのインストール Novell exteNdのインストールに必要な準備 システム要件 Novell exteNdの実行に必要なソフトウェアおよびハードウェア exteNd Application Server
でサポートされているデータベースNovell exteNd Application Serverでサポートされているデータベースのタイプおよびバージョン 新機能 このバージョンのNovell exteNdの新機能 確認されている問題点 このバージョンのNovell exteNdについて確認されている問題 リリースノート更新 - これらのリリースノートの更新内容を確認するには、ここをクリックしてください。
exteNdのWebサイト - 最新のexteNdのダウンロード、ディスカッションフォーラム、ニュース、および情報については、ここをクリックしてください。
exteNd 5 (exteNd DirectorTM、exteNd ComposerTM、およびexteNd Application Serverを含む)のインストールに関する詳しいガイドについては、exteNd 5 Suiteのヘルプにある「Installing Novell exteNd」を参照してください。インストールに関連する追加の注意事項および更新情報は、次のとおりです。
既存のexteNdインストールのアップグレード
前のバージョンのexteNdがインストールされていて、最新バージョンにアップグレードする場合、最新のヒントと指示については、ここをクリックしてください。
現在のプラットフォームサポート
特定のプラットフォームでこのバージョンが現在使用できるかどうか確認するには、ここをクリックしてください。
NetWareでの注意
Novell NetWare®では、NetWareインストールの一部としてNovell exteNd Application Serverをインストールします。最初のNetWareインストール時にアプリケーションサーバをインストールするか、NetWareのセットアップ終了後にインストールするかを選択できます。
NetWareおよびアプリケーションサーバのインストールに関する更新情報については、NetWare Readmeを参照してください。
Solarisでの注意
SolarisでJREを実行する前に、必要なパッチをインストールする必要があります。パッチファイルは、Novell exteNd製品CDの「必要な」サブディレクトリに収録されています。CDからパッチをコピーするか、Sun Webサイトからこれらのパッチおよび必要な新しいパッチをダウンロードできます。
Solarisのパッチの要件については、 sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patches/J2SEを参照してください。
日本語版マニュアル
Novell exteNd 5の日本語版マニュアルは、www.novell.com/ja-jp/documentation/extend.htmlから使用できます。以下のいずれかを実行します。
- オンラインで日本語版exteNd 5マニュアルを参照します。
- 日本語版exteNd 5マニュアルをダウンロードします。
次に、このインストーラを実行して、ローカルのexteNdのインストールに日本語版マニュアルを追加します。インストーラによってNovell exteNd Docs_JAディレクトリに(Docsディレクトリにある英語版マニュアルと共に)格納されます。
exteNdのコンテキストヘルプは、日本語版マニュアルのインストールの影響を受けず、常にDocsディレクトリにある英語版マニュアルが表示されます。
注記:現在日本語版マニュアルに含まれている内容は、exteNd 5.0製品に該当します。製品のスケジュールのため、5.2の日本語版マニュアルはまだご利用いただけません。ただし、日本語版マニュアルのすべてのexteNdリリースノートは、5.2のものです。
日本語版のリリースノート
次のリンクをクリックすると、Novell exteNdドキュメントWebサイトにある、日本語版のexteNd製品のリリースノートを参照することができます。
このセクションでは、exteNd 5の実行に必要なソフトウェアおよびハードウェアの次の要件について説明します。
開発環境
トピック
必要要件
オペレーティングシステム 次のいずれか1つ
- SUSE Linux Professional 9
- Windows 2000 Professional Service Pack 1以降
- Windows XP Professional
最低RAM (メモリ)容量 OSおよびその他のアプリケーションに必要なメモリのほかに、exteNdには128 MBが必要です(256 MB以上を推奨)。 ディスク容量 次のように、インストール時の選択によって異なります。
- exteNd Suiteすべての場合は820 MB
- exteNd Directorのみの場合は250 MB
- exteNd Composerのみの場合は100 MB
注記:インストールには、2.0 GBの一時記憶領域が必要です。
表示モード True Color (32ビット)、800 x 600以上(1024 x 768以上を推奨) Java 2 Java Runtime Environment (JRE) exteNd 5に含まれる次のいずれか1つ
- Linux:JRE 1.4.2_03
- Windows:JRE 1.4.2_03-b02
サーバ環境
トピック
必要要件
オペレーティングシステム 次のいずれか1つ
- SUSE Linux 8 Enterprise (32ビットx86)
- Red Hat Linux AS 2.1 (32ビットx86)
- Red Hat Linux 9.0 (32ビットx86)
(exteNd Application Serverではサポートされていますが、その他のexteNd Suite製品ではサポートされていません)- Novell NetWare 6.5 SP2
- Windows 2003 Server
- Windows 2000 Server with Service Pack 1以上
(後述の注記を参照)- Solaris (Sparc) 8、9
アプリケーションサーバ 次のいずれか1つ
- Novell exteNd Application Serverバージョン4.0.1
- exteNd 5に含まれるNovell exteNd Application Serverバージョン5.2
(NetWareでは、NetWareのインストールにより提供されます)- BEA WebLogic Server Version 6.1バージョンPack 4
(Enterprise Suiteのみ)- BEA WebLogic Server Version 8.1バージョンPack 1
(Enterprise Suiteのみ)- IBM WebSphere Server Advanced Editionバージョン4.0.4 (Composerのみ)
- IBM WebSphere Server Advanced Editionバージョン5.0
(Enterprise Suiteのみ)- Jakarta Tomcatバージョン4.1
データベースサポート 次のいずれか1つ
- Oracle 8iおよび9i
- IBM DB2 7.2.4、8.1
- Microsoft SQL Server 2000
- WindowsおよびLinuxのexteNd 5に含まれるMySQL 4.1 (alpha)
(開発環境のみ。運用環境ではサポートされていません)- Sybase Adaptive Server Enterprise (ASE) 11.9.2、12.5
- Sybase Adaptive Server Anywhere (ASA) 8
詳細については、後述の「exteNd Application Serverでサポートされているデータベース」を参照してください。
LDAPディレクトリ exteNd Directorでは次のLDAPディレクトリがサポートされます(オプション)。
- Novell eDirectoryTM 8.6.2、8.7
- exteNd 5に含まれるNovell exteNd LDAPユーティリティ
(開発環境のみ。運用環境ではサポートされていません)Webブラウザ 次のいずれか1つ
- DAC (Director Administration Console)およびPortal階層の場合
- Internet Explorer 6 SP1 (推奨)
- Mozilla 1.6.x
- CMS (Content Managementサブシステム)管理コンソールの場合
- Internet Explorer 6 SP1
最低RAM (メモリ)容量 OSおよびその他のアプリケーションに必要なメモリのほかに、exteNdには128 MBが必要です(256 MB以上を推奨)。 ディスク容量 コアサーバ製品に250 MB、JREに45 MB 注記:インストールには、2.0 GBの一時記憶領域が必要です。
表示モード 解像度1024x768以上でのSMC (サーバ管理コンソール)の実行時には、High Color、16ビット以上 NetWareでは、GUI環境のデフォルトの解像度は800x600です。SMC全体を表示するには、この設定を少なくとも1024x768に変更する必要があります。
Java 2 Java Runtime Environment (JRE) exteNd 5に含まれる次のいずれか1つ
- Linux:JRE 1.4.2_01
- NetWare:Novell JVM 1.4.2 for NetWare
(NetWareのインストールにより提供されます)- Windows:JRE 1.4.2_03-b02
- Solaris:JRE 1.4.2_03
CORBA ORB
JMSサーバ
JTSサーバexteNd 5に含まれるNovell exteNd Messaging Platform Novell exteNd Application Server環境でのJMSサーバの実行の詳細については、『exteNd Application Server 管理者用ガイド』のサーバの実行に関する章を参照してください。
Windows 2000のサポート
Novell exteNd Application Serverは、現在Windows 2000の次の機能をサポートしていません。
- Active Directory (単純なLDAPプロバイダの場合を除く)
- Kerberos
- Windows 2000の負荷分散機能およびクラスタ機能
Webサーバ統合モジュール
Novell exteNd Application ServerのWebサーバ統合(WSI)モジュールは、developer.novell.com/ndk/wsi.htmからダウンロードできます。サポートされているWebサーバおよびプラットフォームは、次のとおりです。
Webサーバ
プラットフォーム
Apache HTTP Server 2.0以降 Linux、NetWare、Solaris、WindowsNT/2000 Microsoft IIS 4.x Windows 2000/2003 Sun iPlanet 4.x、6.x Solaris、Windows 2000/2003
サーバ管理コンソール
Novell exteNd Application ServerのSMC (サーバ管理コンソール)は、スタンドアロンJ2EEアプリケーションです。アプリケーションサーバと同様の、すべてのプラットフォームでサポートされています。通常、サーバと一緒にインストールされます(単独でインストールされた場合は、JRE、SilverCMDツール、サポートファイルを含め、約75 MBの容量が必要です)。
J2EEの互換性
exteNdのこのバージョンでは、Java 2 Platform、Enterprise Edition (J2EE)バージョン1.3のアプリケーションを開発できます。
このセクションでは、Novell exteNd Application Serverでサポートされているデータベースのタイプおよびバージョンについて説明します。次のような、アプリケーションで考えられるさまざまなデータベースの使用別に編成されています。
セクションの最後では、認識しておく必要があるデータベースベンダの注意について説明します。
データベースサポートの一般ポリシー - このセクションの表では、Novellでテスト済みのデータベースおよびドライバの最新バージョンをリストで説明します。リストに含まれていない、より新しいバージョンのデータベース/ドライバ (特にマイナーリリース)は、Application Serverで適切に動作します。Novellで以前サポートされていた、より古いバージョンは、現在もApplication Serverで適切に動作します。
問題となる特定のデータベースまたはドライバのバージョンがわかっている場合は、注記で説明します。Novell exteNd Application Serverの最近のバージョンで一般的にサポートされているデータベースタイプおよびドライバを使用しており、ベンダにより、ご使用のデータベースバージョンとの互換性が認定されているドライババージョンを使用している場合は、最新のデータベースまたはドライバに固有の問題点をテクニカルサポートまで送信することができ、その問題点はNovellで調査されます。一部の問題は、Novellでは対処不可能なドライバの問題であり、単にそれ以前またはそれ以降のドライバのバージョンを使用する必要があります。
データベース設定に関するヘルプ - Novell exteNd Application Serverの『データベース設定ガイド』では、アプリケーションサーバで使用するさまざまなタイプのデータベースの設定について説明しています。次の表を使用して、ご使用のデータベースタイプの章を参照してください。
使用するデータベースタイプ
参照先
Cloudscape Cloudscapeデータベースの設定 DB2 DB2データベースの設定(次の更新内容も参照) Informix Informixデータベースの設定(次の更新内容も参照) Microsoft SQL Server Microsoft SQL Serverデータベースの設定 MySQL MySQLデータベースの設定 Oracle Oracleデータベースの設定(次の更新内容も参照) Sybase Adaptive Server Anywhere
およびSQL AnywhereSybase Adaptive Server Anywhereデータベースの設定 Sybase Adaptive Server Enterprise Sybase Adaptive Server Enterpriseデータベースの設定
SilverMasterおよび展開のサポート
アプリケーションサーバのSilverMaster、または展開データベースとしての使用が正常にテストされたデータベース/ドライバは、次の表のとおりです。
データベース
ドライバタイプ
Novell exteNd Application Serverプラットフォーム
IBM Cloudscape 4.014 データベース付属のCloudscape JDBC/タイプ4 Windows、Linux、NetWare、およびSolaris IBM DB2 7.2 IBM DB2 JDBC/タイプ2バージョン2.0 Windows、Linux、およびSolaris IBM DB2 8.1 IBM DB2 JDBC/タイプ2バージョン2.0 Windows、Linux、およびSolaris IBM Informix Online Dynamic Server 2000 (9.2) Informixタイプ4 JDBC 2ドライババージョン2.11.JC1 Windows、Linux、およびSolaris Microsoft SQL Server 7.0 (Service Pack 2以降) Novell exteNd JDBC-ODBCブリッジを使用した、SQL Serverバージョン3.70.09.61用Microsoft ODBCドライバ(非推奨に関する注意を参照) Windows Microsoft SQL Server 2000 Novell exteNd JDBC-ODBCブリッジを使用した、SQL Serverバージョン2000.80用Microsoft ODBCドライバ(非推奨に関する注意を参照) Windows Microsoft SQL Server 2000 SQL Serverバージョン2.2.0022用Microsoft JDBCドライバ Windows、Linux、NetWare、およびSolaris MySQL 4.0.16 Connector/J 3.0.6 NetWare MySQL 4.1 Connector/J 3.0.6 Windows、Linux Oracle 8i (8.1.7) Oracle 8iクライアントでのNovell exteNd Oracle 8ドライバ(非推奨に関する注意を参照) Windows、Linux、およびSolaris Oracle 8i (8.1.7) Oracle Thin JDBC 8.1.7 Driver Windows、Linux、NetWare、およびSolaris Oracle 9i (9.0.1.1.1) Oracle OCI Driver Windows、Linux、およびSolaris Oracle 9i (9.2.0.1) Oracle Thin JDBC 9.2.0.1 Driver Windows、Linux、NetWare、およびSolaris Oracle 9i (9.2.0.1) Oracle OCI Driver Windows、Linux、およびSolaris Sybase Adaptive Server Enterprise 11.9.2
jConnect 4.x、jConnect 5.2 Windows、Linux、NetWare、およびSolaris Sybase Adaptive Server Enterprise 12.5
jConnect 5.5 Windows、Linux、NetWare、およびSolaris Sybase Adaptive Server Anywhere 8.0 jConnect 5.5 Windows、Linux、NetWare、およびSolaris 非推奨に関する注意 - Novell exteNd JDBC-ODBCブリッジおよびNovell exteNd Oracleドライバは、推奨されていません。Novellでは、ベンダのJDBCドライバを使用して、データベースに接続することをお勧めします。
接続プールのサポート
アプリケーションサーバでは、接続プールを介したデータベースへのJDBCアクセスがサポートされています。JDBC接続プールは、JDBC 1.0ドライバまたはJDBC 2.0ドライバのいずれかを提供するデータベースに対して確立できます。
接続プールのサポートの詳細については、『exteNd Application Server管理者ガイド』のデータソース設定に関する章を参照してください。
XAのサポート
接続プールにおけるアプリケーションサーバのXA (グローバルトランザクション)サポートが正常にテストされたデータベース/ドライバは、次の表のとおりです。
データベース
ドライバタイプ
Novell exteNd Application Serverプラットフォーム
IBM Cloudscape 4.014 データベース付属のCloudscape JDBC/タイプ4 Windows、Solaris、Linux、およびNetWare IBM DB2 7.2 IBM DB2 JDBC/タイプ2バージョン2.0 Windows、Solaris、およびLinux Oracle 8i (8.1.7) Oracle Thin JDBC 8.1.7 Driver Windows、Solaris Oracle 9i (9.2.0.1) Oracle Thin JDBC 9.2.0.1 Driver Windows、Solaris、Linux、およびNetWare
EJB 2.0コンテナのサポート
アプリケーションサーバのEJB 2.0コンテナが正常にテストされたデータベース/ドライバは、次の表のとおりです。
データベース
ドライバタイプ
Novell exteNd Application Serverプラットフォーム
IBM Cloudscape 4.014 データベース付属のCloudscape JDBC/タイプ4 Windows、Linux、NetWare、およびSolaris IBM DB2 7.2、8.1 IBM DB2 JDBC/タイプ2バージョン2.0 Windows、Linux、およびSolaris IBM Informix Online Dynamic Server 2000 (9.3) Informixタイプ4 JDBC 2ドライババージョン2.11.JC1 Windows、Linux、およびSolaris Microsoft SQL Server 2000 SQL Serverバージョン2.2パッチ1用Microsoft JDBCドライバ Windows、Linux、NetWare、およびSolaris MySQL 4.0.16 Connector/J 3.0.6 NetWare MySQL 4.1 Connector/J 3.0.6 Windows、Linux Oracle 8i (8.1.7) Oracle Thin JDBC 8.1.7 Driver Windows、NetWare、およびSolaris Oracle 9i (9.0.1.1.1) Oracle OCI Driver Windows、Solaris Oracle 9i (9.2.0.1) Oracle Thin JDBC 9.2.0.1 Driver Windows、Linux、NetWare、およびSolaris Oracle 9i (9.2.0.1) Oracle OCI Driver Windows、Solaris Sybase Adaptive Server Enterprise 12.5
jConnect 5.5 Windows、Linux、NetWare、およびSolaris Sybase Adaptive Server Anywhere 8.0 jConnect 5.5 Windows、NetWare、およびSolaris
データベースベンダの注意
このセクションでは、特定のデータベースに対するNovell exteNd Application Serverサポートについて把握しておかなければならない詳細情報について説明します。トピックは次のとおりです。
DB2のサポート
- XAトランザクションのJDBC2接続プール - DB2を使用してXAトランザクションのJDBC2接続プールを作成するには、次のいずれかの方法で接続プールを作成します。
- 次のようにXADatasourceクラスおよびプロパティリストを指定します。
SilverCmd AddCP yourASHostname yourPoolName J -U administrator -P admin -A user -W password -p "databaseName=MIKEDSM" -g COM.ibm.db2.jdbc.DB2XADataSource -m 4
- 次のように、プラットフォームの.dblファイル(アプリケーションサーバの\Resourcesディレクトリにあります)内のLDSKeyおよびプロパティリストを使用します。
SilverCmd AddCP yourASHostname yourPoolName -J -U administrator -P admin -A user -W password -l IBMDB2V6 -p "databaseName=YOURDB" -m 4DB2バージョン7.xに対してはLDSKey
IBMDB2V6
が正しい点に注意してください。
Informixのサポート
- サポートされていないドライババージョン - Informixタイプ4 JDBCドライバのバージョン2.2および2.22は、サポートされていません。
Oracleのサポート
- サポートされていないSQLNet Clientバージョン - サーバのセットアップ中にアプリケーションサーバがハングした場合、SQLNet Clientバージョン2.3.3.0.0を実行しているか確認します。アプリケーションサーバでは、SQLNetのこのバージョンがサポートされていないため、NovellではSQLNet Clientを2.3.4にアップグレードすることをお勧めします。このアップグレードは、Oracle Corporationから取得できます。
このバージョンのexteNd 5の新機能については、以下を参照してください。
また、exteNd Suiteの次の一般機能にも注意してください。
機能
説明
開発でのLinuxのサポート LinuxにexteNdをインストールする場合は、exteNdサーバコンポーネントと共に、exteNd設計ツール(exteNd DirectorおよびexteNd Composerを含む)を選択することができます。スイートインストールプログラムにより、LinuxでのexteNd製品設定オプションとして、[エクスプレス]、[サーバエクスプレス]、[サーバ]、[ツール]、および[カスタム]が表示されます(詳細については、Installing Novell exteNdを参照してください)。 この拡張プラットフォームを使用すると、LinuxとWindowsのどちらでexteNdアプリケーションの開発を行うか、選択することができます。
各国語文字セット このバージョンでは、exteNd全体で各国語文字セット(特にマルチバイト文字セット)のサポートが強化されています。 パフォーマンス このバージョンでは、exteNdのパフォーマンスに関するさまざまな面が強化されています。
exteNd Suiteに関して現在確認されている問題点の概要は次のとおりです。他の問題が発生する場合もあるので注意してください。その場合、詳細については、リリースノート更新を参照してください。
確認されている関連する問題点については、個々の製品のリリースノートを参照してください。
インストールの問題点
- 一時ディレクトリのサイズ - InstallAnywhereウィザードでは、インストール時の保存領域用に一時ディレクトリが使用されます。インストールするよう選択した内容によっては、一時ディレクトリは、実際のファイルのサイズの3倍に増加します。スイート全体では、これは2 GBの範囲に達する可能性があります。
- 合計サイズ要件 - ディスクにおける実際のファイルのサイズは、インストール時にInstallAnywhereによって予想されたサイズよりも0~100 MB大きくなる場合があります。スイート全体で820 MBを超えることはありません。
- exteNdと共にインストールされるXercesのバージョン - exteNdのバージョン5.2では、Xercesは次のようにインストールされます。
- Application Serverのみをインストールする場合は、Xerces 2.4.0 (厳密なJ2EE準拠のために必要)がインストールされます。
- exteNd DirectorまたはexteNd Composerをインストールする場合は、Xerces 2.6.0 (これらの製品の機能をサポートするために必要)がインストールされます。
この場合、Xerces実装メソッドの1つの署名が互換性のない方法で変更される点に注意してください。これによって追加の例外がスローされます。その結果、厳密なJ2EE準拠にはなりませんが、ユーザが影響を受ける可能性はありません。
(PPR 44293)
- Composer Designerのみをインストールする場合はMPが必要 - 1台のマシンにComposer Designerのみをインストールする場合は、exteNdインストールプログラムの[カスタム]オプションを使用して選択できます。ただし、Composer Designerに必要なexteNd Messaging Platform (MP)も選択してください。MPがインストールされていない場合、Composer Designerを起動しようとすると、com.phaos.SSL.SSLSocketに関するエラーが表示されます。(PPR 46750)
- sshまたはtelnet上でインストールした場合のExpress Portalの作成と展開 - Linuxで、XWindows以外(sshやtelnetなど)の端末上でコンソールモード(xtndInst_lnx.bin -i console)を使用してインストールすると、Express Portalが作成または展開されません。この問題を解決するには、次の手順に従います。
- コンソールモードからインストールした後、
export DISPLAY=:0:0
と入力します。- Express Portal EARを作成するために、
exteNd_dir/install/buildEARandSharedLibs.sh
を実行します。- Express Portal EARを展開するために、
exteNd_dir/install/OTB_EARDeploy.sh
を実行します。- 完了したら、
unset DISPLAY
と入力します。(PPR 46763)
MySQLの問題点
- 現時点ではMySQL 4.1は運用環境ではサポートされない - 現在、WindowsおよびLinuxのexteNd 5にはMySQL 4.1が付属します。このソフトウェアはexteNd 5の出荷時点ではalpha段階の品質であり、運用環境ではサポートされません。Novellでは、運用アプリケーションに対しては、exteNdでサポートされているデータベースベンダのリストに掲載されている別の商用データベースを使用することをお勧めします。MySQL 4.1 for NetWareは、exteNd 5の出荷時点では提供されていませんでした。MySQL 4.1がすべてのプラットフォームで安定したら、このデータベースに対してexteNd 5を認定する作業を実施し、運用に対してexteNdでサポートされているデータベースのリストに追加する予定です。
- 既存のMySQLインストールとの競合の回避 - (Windowsのみ)既存のMySQLインストールとの競合を避ける場合は、exteNd 5に付属するMySQLの使用は避けてください。exteNdでサポートされているデータベースベンダのリストに掲載されている別のデータベースを使用している場合は、exteNd 5インストールの[カスタム]オプションを実行しつつ、そのデータベースを使用できます。
- マルチバイト文字セット(MBCS)に関する制限 - MySQL 4.1.0 alphaにはUTF8のサポートは含まれません。UTF8のサポートは4.1.1で予定されています。詳細については、ここをクリックしてください。
- MySQL 4.1.0 alphaにはサブクエリの最適化がない - exteNd Directorでは、これは標準のDACおよびCMS管理コンソールの処理にはほとんど影響はありませんが、次の状況では、MySQLによってCPUの99%が長時間使用されてしまう可能性があります。
- Content Managementサブシステム内のフォルダのコピー中
- Content ManagementサブシステムへのZIPファイルのインポート中
サブクエリの最適化はMySQLの将来のリリースで予定されています。
- SQLのNOTステートメントが意図したとおりに評価されない場合がある - exteNdにはこれによって影響を受けるコードはありませんが、開発者にとっては、独自のSQLコードを作成するときにこの問題が発生する場合があります。たとえば、
table1
にkey_column value_column 0 value0 1 value1 2 value2
という列と行があるとします。この場合、SQLステートメントSELECT key_column FROM table1 WHERE NOT value_column = 'value0'
は空の結果セットを返します。評価条件を括弧で囲んでSELECT key_column FROM table1 WHERE NOT (value_column = 'value0')
のように指定すると、このステートメントは意図したとおりにキー1と2を返します。MySQLチームでは、これがバグかどうかを判断するためにSQL-99標準チームに確認中です。
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