ZENworksサーバのアップグレードが失敗した場合、問題を修正してZENworksアップグレードインストーラを再実行する必要があります。
アップグレードインストーラは、アップグレードを開始したサーバと同じサーバで再実行する必要があります。
パッケージアップグレード後のデータベースアクション中にアップグレードが失敗した場合、アップグレードインストーラを再実行してゾーン認証が完了すると、[アップグレード前の概要]ページが表示され、アップグレードはデータベースアクションの実行を続行します。
組み込みPostgreSQLデータベースを使用している場合、アップグレードインストーラを再実行する前に、データベースフォルダから.dbRおよび.logRファイルを削除してください。
次の各セクションでは、ZENworksプライマリサーバのアップグレード時に発生する可能性がある問題の解決方法を示します。
PostgreSQLエンジンのアップグレードが失敗したため、ZENworksアップグレードが失敗する
解決策は、サービス停止に障害が発生した場合にのみ実行する必要があります。ただし、この解決策は他の段階での障害には推奨されません。
Linuxプライマリサーバでアップグレードがエラーで完了する
“![CDATA[Docker service check failed: Format specifier '%s']]. Severity is CDATA[8]]”
アップグレードログの“![CDATA[8]]”のインスタンス数を検索します。上記のステートメントとともに、インスタンスが1つしかない場合、アップグレードは成功します。ZCCにログインして、同じことを確認してください。
ZENworksエージェントとMDMエージェントの両方を備えたデバイスに更新が適用された場合、再作成システム更新はベースライン化されない
WindowsプライマリサーバでZENworks 2020へのアップグレードが失敗する
サーバアップグレードにすでに失敗している場合は、特権ユーザとして次のコマンドを実行します。
icacls "%zenworks_home%\cache" /remove:d Users
コマンドの実行後、ZENworks 2020 Media Upgrade (ISO)を使用してアップグレードを再試行します。
ZENworks 2020 Update 2にアップグレードした後で、MDMデバイスに一貫性のないステータスが表示される
ゾーン内のすべてのデバイスを更新した後で、MDMデバイスを無視して更新をベースライン化します。
保留中の再起動エラーにより、システム更新に失敗
SLED 15 SP1デバイスでIOAシステム更新が失敗する
これを検証するには、IOAユーザまたは管理者がzmd-messages.logファイルをチェックして、「Cannot run program "at": error=2, No such file or directory (プログラム「at」を実行できません: error = 2、そのようなファイルまたはディレクトリはありません)」というエラーを確認できます。
zypperコマンドが「at」パッケージを特定できない場合は、次のRPMをインストールできます。
RPMはhttps://rpmfind.net/linux/rpm2html/search.phpからダウンロードできます。
「libHX28」を検索し、OSプラットフォームに適用可能なrpmをダウンロードします。
例: libHX28-3.22-lp150.1.7.x86_64.rpm
「libfl2」を検索し、OSプラットフォームに適用可能なrpmをダウンロードします。
例: libfl2-2.6.4-lp150.2.48.x86_64.rpm
「at」を検索し、OSプラットフォームに適用可能なrpmをダウンロードします。
例: at-3.1.20-lp150.2.27.x86_64.rpm
Windowsプライマリサーバのアップグレード中にWindowsエクスプローラーが数回自動的に再起動する
For each prompt presented, press 'enter' to accept the <default> value, type 'back' to return to the previous action, or type 'quit' to exit.
ZENworksのアップグレードを起動したときにデータベースがトランザクションを実行中である場合、アップグレードプロセスと衝突する可能性がある
データベースにシステムユーザとしてログインし、SQLクライアントを起動します。
データベースタイプに応じて、次のいずれかのスクリプトを実行します。
Oracle:
select 'ALTER SYSTEM KILL SESSION '''||SID||','||SERIAL#||''';' AS "Drop Query",b.sql_text,a.* from gv$session a, gv$sql b where (case when a.sql_id is null then a.prev_sql_id else a.sql_id end)=b.sql_id and a.program='JDBC Thin Client' and a.logon_time< (sysdate-3/60/24) and a.username='<<ZENWORKSUSER>>';
各要素の内容は次のとおりです。
ZENWORKSUSERは、ZENworksデータベースユーザ名です。
MS SQL:
select 'KILL '+cast(spid as varchar(100)) as "Drop Query", r.text,s.* from sys.sysprocesses s cross apply sys.dm_exec_sql_text (sql_handle) r where s.program_name='jTDS' and s.spid!=@@spid and s.login_time < dateadd(minute,-3,getdate()) and s.loginame='<<ZENWORKSUSER>>';
各要素の内容は次のとおりです。
ZENWORKSUSERは、ZENworksデータベースユーザ名です。
SQL Anywhere:
SELECT 'Drop connection '+cast(sa_conn_info.Number as varchar(100))+';' as "Drop Query", sa_conn_info.Number AS connection_number, DB_NAME( DBNumber ) AS database_name, sa_conn_info.name AS connection_name, sa_conn_info.userid, CONNECTION_PROPERTY( 'LoginTime', Number ) as "Login Time", CONNECTION_PROPERTY( 'LastStatement', Number ) As "Query" FROM sa_conn_info() where sa_conn_info.Number != @@spid and CONNECTION_PROPERTY( 'LoginTime', Number ) < dateadd(minute,-3,getdate()) and userid='<<ZENWORKSUSER>>';
各要素の内容は次のとおりです。
ZENWORKSUSERは、ZENworksデータベースユーザ名です。
Oracleデータベースを使用している場合、アップグレードまたはデータベース作成中にTNSエラーメッセージが表示される
MS SQLデータベースを使用している場合、アップグレードまたはデータベース作成中に接続の問題が発生する
org.hibernate.exception.JDBCConnectionException: Cannot open connection Caused by: java.sql.SQLException: I/O Error: Connection reset Caused by: java.net.SocketException: Connection reset
デフォルトの最大接続数は32,767です。これを「プライマリサーバの数 x 200」に調整できます。ユーザ接続の設定方法の詳細については、http://technet.microsoft.com/en-us/library/ms187030.aspxを参照してください。
MS SQLサーバのCPU使用率およびデータベースサーバの負荷が高くなっていないかどうかを確認します。さらに支援が必要な場合は、Micro Focusカスタマサポートにお問い合わせください。
プルーニングするインベントリレコードに対して間違った値が表示される
たとえば、合計10,000,000レコード中8,000,000レコードをプルーニング対象としてマークした場合、number of records specified for deletion (削除対象に指定されたレコードの数)フィールドに「8,000,000/10,000,000」と表示されます。
プルーニングが正常に完了した後で、アップグレードウィザードを再度起動してプルーニングを実行しようとすると、[Database Pruning (データベースのプルーニング)]ページのTotal number of records found to be deleted (削除済みとして検出されたレコードの合計数)フィールドに間違った値が表示されます。
たとえば、10,000,000インベントリレコード中8,000,000インベントリレコードが削除された場合、Total number of records found to be deleted (削除済みとして検出されたレコードの合計数)フィールドに表示される値は200,000であるのが理想です。
現在のところ、間違った値が表示されます。そのため、削除済みのインベントリレコードに対して表示される値と、まだ削除されていないインベントリレコードに対して表示される値が一致しません。
長い名前が付いたフォルダを削除するとエラーが発生する
com.novell.zenworks.datamodel.exceptions.InternalDataModelException: org.hibernate.exception.GenericJDBCException: Operation failed. The index entry of length 912 bytes for the index 'idx_zZENObject_Name' exceeds the maximum length of 900 bytes.
MS SQLデータベースの照合の非互換性のため、ZENworksスキーマがアップグレードに失敗する
データベース照合を取得するためのSQLクエリ:
SELECT collation_name FROM sys.databases WHERE name = db_name();
データベース列の照合を取得するためのSQLクエリ:
select distinct collation_name from information_schema.columns where collation_name is not null;
アップグレードログとクエリ出力をMicro Focusカスタマサポートと共有して、さらに分析します。
アップグレードXMLログファイルがGoogle ChromeおよびFirefoxで正しく表示されない
microfocus-zenworks-configure -c
ConvertLogToHTMLConfigureAction -DlogFile=<LogFilePath>
設定アクションにより、XMLログファイルがHTMLに変換され、Webブラウザでログファイルが開きます。
または、任意のテキストエディタを使用して、ログファイルを表示することもできます。
Linuxプライマリサーバでは、レガシNovellサービスが起動設定アクションに一覧表示される
novell-zenworks-configure -c Start
新しいMicro Focusサービスではなく、レガシNovellサービスが一覧表示されます。サービスを開始、停止、または再起動しようとすると、例外エラーが表示されます。
novell-zenworks-configure -c Start
新しいMicro Focusサービスが一覧表示されるようになります。サービスを開始、停止、または再起動できます。
ZENworksプライマリサーバのアップグレードが'Zulu Platform x64 Architecture has stopped working'エラーで失敗する
Zulu Platform x64 Architecture has stopped working
現在の設定に注意します。選択していない場合は、重要な Windows のプログラムおよびサービスについてのみ有効にするを選択します。Windowsサーバを再起動して、ZENworksプライマリサーバのアップグレードを再試行します。問題が解決しない場合は、Micro Focusサポートにお問い合わせください。
重要: アップグレードする前に設定が変更された場合は、値を元に戻してからWindowsサーバを再起動してください。