次のセクションでは、ログインおよびZENworks Agentの使用に役立つ情報を提供します。
Windows管理対象デバイスでオペレーティングシステムを起動するときに、ZENworks Agentが起動されて、デバイスに割り当てられているすべてのバンドルおよびポリシーが使用可能になります。ユーザに割り当てられているバンドルおよびポリシーを使用可能にするためには、ユーザは管理ゾーンにログインする必要があります。
ZENworks Agentは、WindowsログインクライアントまたはNovellログインクライアントと統合され、ユーザにシングルログインを提供します。ユーザがWindowsまたはNovellクライアントでeDirectoryまたはActive Directoryのアカウント情報を入力した場合、ユーザのアカウント情報がZENworksユーザソースのものと一致すると、管理ゾーンにログインします。 一致しない場合、別のZENworks Agentログイン画面が表示され、正しいアカウント情報を入力するよう求められます。
たとえば、あるユーザが2つのディレクトリツリーTree1とTree2でアカウントを持っているとします。Tree1は、管理ゾーンのユーザソースとして定義されていますが、Tree2は定義されていません。そのユーザがTree1にログインすると、自動的に管理ゾーンにログインします。一方、そのユーザがTree2にログインした場合は、ZENworks Agentのログイン画面が表示され、Tree1の資格情報を入力するよう求められます。
ZENworks Agentには、次のビューがあります。
ZENworksアプリケーションは、バンドルへのアクセスを提供するスタンドアロンのウィンドウです。このウィンドウは[スタート]メニューから起動できます(スタートメニュー>プログラム>Novell ZENworks>ZENworksアプリケーション)。
ZENworksアプリケーションの左ペインには、次の項目が表示されます。
[すべて]フォルダ: バンドルが配置されているフォルダにかかわらず、配布されているバンドルすべてが表示されます。
[ZENworks]フォルダ: 別のフォルダに割り当てられていないバンドルすべてが表示されます。バンドルのデフォルトフォルダはZENworksフォルダです。ただし、管理者はバンドルを整理するために追加フォルダを作成したり、ZENworksフォルダを名前変更したりすることもできます。
左ペインでフォルダを選択すると、そのフォルダ内に含まれているバンドルが右ペインに表示されます。次の操作を行うことができます。
バンドルをインストールするか、すでにインストール済みのアプリケーションを起動する。
バンドルのプロパティを表示する。プロパティには、バンドルの説明、バンドルのヘルプ担当者についての情報、バンドルを使用できる時間、バンドルに設定されたシステム要件などが含まれます。
インストールしたアプリケーションを修復する。
アプリケーションをアンインストールする。これは管理者が制御する機能で、有効になっていない場合もあります。
ZENworks Explorerは、Windowsエクスプローラ用の拡張機能で、Windowsエクスプローラ、デスクトップ、[スタート]メニュー、[クイック起動]ツールバー、および通知領域(システムトレイ)にバンドルを表示できるようになります。次の図は、Windows Explorerに表示されるバンドルを示しています。
次の図は、デスクトップに表示されるバンドルを示しています。
ZENworks Window内のバンドル上で実行されるタスクは、ZENworks Explorerで実行することもできます。
ZENworks Icon は、Windowsの通知領域(システムトレイ)にあります。アイコンをクリックすると、[ZENworks Agent]ウィンドウを表示できます。
エージェントのプロパティを表示するには、[ZENworks Icon]を右クリックして[技術者アプリケーション]を選択します。[ZENworks Agentプロパティ]ウィンドウが表示されます。
プロパティウィンドウの左側のナビゲーション画面には、ZENworks Agentのステータスおよび各機能のリンクが含まれています。
ステータス: エージェントが前回ZENworksサーバに接続した時間や、Agent機能が実行中であるかどうかなどの情報が表示されます。
ポリシー: デバイスおよびログインユーザに割り当てられたポリシーが表示され、ポリシーが有効かどうかについても表示されます。ZENworks Configuration ManagementまたはZENworks Endpoint Security Managementが有効な場合にのみ含まれます。
バンドル: デバイスおよびログインユーザに割り当てられているバンドルが表示されます。また、各バンドルの現在のインストールステータス(使用可能、ダウンロード中、インストール中など)およびバンドルが有効(デバイスが配布の要件を満たしている)かどうかも表示されます。ZENworks Configuration ManagementまたはZENworks Patch Managementが有効な場合にのみ含まれます。
インベントリ: デバイスのインベントリ情報が表示されます。ハードドライブ、ディスクドライブ、ビデオカードの製造元やモデルなどのハードウェアの詳細を表示できます。また、インストール済みWindowsホットフィックスとパッチ、およびインストール済みソフトウェア製品のバージョン番号と場所などのソフトウェアの詳細も表示できます。ZENworks Configuration ManagementまたはZENworks Asset Managementが有効な場合にのみ含まれます。
エンドポイントセキュリティ: 適用されるセキュリティポリシーの判断に使用されるエンドポイントセキュリティエージェントと場所に関する情報を表示します。ZENworks Endpoint Security Managementが有効な場合にのみ含まれます。
リモート管理: 現在接続しているリモートオペレータおよびデバイスで有効になっているリモート管理ポリシーの設定に関する情報が表示されます。また、管理セッションを開始したり、セッションのセキュリティ設定を制御したりすることもできます。ZENworks Configuration Managementが有効な場合にのみ含まれます。
サテライト: サテライトサーバとして使用するデバイスのサテライト役割情報を表示します。サテライトの役割には、コレクション、コンテンツ、認証、イメージング、およびプロキシの結合が含まれます。
この機能は、ZENworks管理者がデバイスをサテライトとして使用している場合にのみ表示されます。
ログ: ログファイルの場所、エージェントのログファイルがアップロードされるZENworksサーバ、および次回ログのアップロードが予定されているスケジュールなど、ZENworks Agentのログファイルに関する情報が表示されます。また、記録されたメッセージの重大度レベルを決めることもできます。
Windowsプロキシ デバイスがZENworksプライマリサーバのWindowsプロキシとして機能するときに、デバイスで実行したディスカバリアクティビティおよび展開アクティビティの結果を表示します。
サテライトは、認証、情報収集、コンテンツ配布、イメージングなど、ZENworksプライマリサーバが通常実行する役割の一部を実行できる管理対象デバイスです。サテライトとして、任意の管理対象Windowsデバイス、管理対象Linuxデバイス、または管理対象Macintoshデバイスを指定できますが、プライマリサーバを指定することはできません。サテライトを設定する際には、サテライトが実行する役割を指定します(認証、コレクション、コンテンツ、またはイメージング)。サテライトは、ZENworks フレームワークのスナップインとなるサードパーティ製品によって追加される役割を実行することもできます。
サテライトの詳細と管理対象デバイスをサテライトに昇格する方法については、『ZENworks プライマリサーバおよびサテライトリファレンス』のサテライト
を参照してください。