ZENworksイメージングのブート中に問題が発生した場合は、トラブルシューティングに役立つ方法がいくつかあります。
カーネルメッセージを表示するには、<Esc>キーを押します。通常は、障害についてメッセージが表示されます。
linuxrc処理の進行状況を表示するには、[画面3]を使用します(<Alt>+<F3>を押します)。進行状況の結果、linuxrcの処理内容、ロードされるモジュールなどが一覧表示されます。
linuxrc処理中にモジュールからの出力を表示するには、[画面4]を使用します(<Alt>+<F4>を押します)。
処理のどの部分に障害があるのか、または問題の原因になっているのかを確認するには、[画面1](<Alt>+<F1>)と、[画面3]および[画面4]を使用します。
[画面3]および[画面4]には、どのドライバがロードされるのかが表示されます。
ドライバが適切にロードされるにも関わらず、何らかの理由で失敗する場合は、[画面4]で期限切れのドライバがないかどうか確認してください。
ブート処理が失敗する場合は、使用する最初のコマンドラインパラメータをacpi=offにします。
プロンプトが表示されたら、いくつかのツールを使用して、ハードウェアに関する情報を収集できます。
hwinfo: このユーティリティは、linuxrcでハードウェアをロードするために使用されます。hwinfo -pciを使用すると、認識されたハードウェアを正確に確認できます。
hwinfoでは大量の出力が作成される可能性があるため、後ろに「less」を付けます。たとえば、hwinfo -pci | lessとします。
Novell Supportに問い合わせる場合は、hwinfo -pciからの出力をファイルにキャプチャして渡します。このコマンドで大部分の情報を収集できます。
hwinfo –pci –log /logfilename
logfilenameは、送信するファイルの名前です。
次に、サムドライブやその他のUSBデバイスなどのデバイスをマウントし、後で使用できるように出力ファイルを保存します。FTPを使用して、FTPで使用できるようにファイルを保存することもできます。
ethtool: これは重要なツールで(ZENworksディストリビューションに含まれています)、大部分のEthernetネットワークデバイスの設定を変更するために使用できます。ethtoolユーティリティの詳細については、オンラインヘルプを参照してください。