フェールバックの操作に必要なターゲットインフラストラクチャが物理マシンの場合は、それをPlateSpin Forgeに登録する必要があります。
物理マシンの登録は、ターゲットの物理マシンを適切なPlateSpinブート(ISO)イメージを使用して起動することで実行されます。
ブートISOイメージを使用するには、NovellダウンロードのPlateSpin Forgeエリアからダウンロードしてください。ご使用のターゲットマシンに適したイメージを使用します。
表 7-2 ターゲット物理マシン向けのISOブートイメージ
必要なファイルをダウンロードしたら、ISOファイルを解凍し、生成されたファイルを保存します。
適切なイメージを、ターゲットをブートできるようなCDに書き込むかメディアに保存します。
ターゲットに接続されているネットワークスイッチポートが
に設定されていることを確認します。WindowsバージョンのブートCDイメージは、
のみをサポートし、これによりデュプレックス設定に競合がないようにします。ブートCDを使用して、ターゲットの物理マシンをブートし、コマンドプロンプトウィンドウが開くのを待ちます。
(Windowsのみ)[Recovery Tool コマンドラインユーティリティの使用(Windows)を参照してください。
]と[ ]コマンドボックスが開くのを待ちます。REGISTERMACHINEコマンドボックスを使用します。Recovery Consoleユーティリティの詳細については、(Linuxのみ)64ビットのシステムの場合、最初のブートプロンプトで次を入力します。
ps64 (最大512 MBのRAMを持つシステム用)
ps64_512m (512 MB RAMを超えるシステム)
<Enter>キーを押します。
プロンプトが表示されたら、次のURLを入力してください。
http://<hostname | IP_address>/Forge
<hostname | IP_address>の部分を、Forge VMのホスト名またはIPアドレスで置き換えます。
権限を指定して、Forge VMに対して管理者レベルの資格情報を入力します。ユーザアカウントには次のフォーマットを使用します。
domain\usernameまたはhostname\username
利用可能なネットワークカードが検出され、MACアドレスで表示されます。
使用されるNICでDHCPを利用できる場合は、<Enter>キーを押して続行します。DHCPが利用できない場合は、必要なNICをスタティックIPアドレスを使用して設定します。
物理マシンのホスト名を入力するか、<Enter>キーを押してデフォルト値を承認します。
SSLを有効化している場合は
と入力します。有効化していない場合は と入力します。しばらくすると、物理マシンがPlateSpin Forge Web Clientのフェールバックの設定で利用可能になります。
Recovery Consoleコマンドラインユーティリティは、物理ターゲット全体の登録プロセスを再開する必要なく、Windowsデバイスドライバをターゲットの物理マシンに動的に設定することができるようにします。
このユーティリティは、Windowsブートイメージからブーツを初めて行うときに表示される2番目のコマンドボックスにロードされます(ステップ 3を参照)。
Recovery Toolを使用するために、Recovery Consoleウィンドウでコマンド名「RECOVERYTOOL」の後に適切なパラメータを入力します。
次を使用することができます。
/L - ターゲットOSにインストールされた任意のドライバサービスを一覧にします
/J - ターゲットOSにドライバを設定します
PlateSpin Forge Serverまたはローカルパスのいずれからドライバをダウンロードすることを指定できます。ローカルパスを使用する場合、同じデバイスに対して複数のドライバをまとめる必要があります。PlateSpin Forge Serverからドライバをダウンロードする場合、ユーティリティでは、使用するドライバの指定を求められます(ドライバが複数ある場合)。
カスタムユーティリティを使用して、CDへ書き込む前に追加のLinuxデバイスドライバをパッケージ化してPlateSpinブートイメージ())に含めることができます。
必要な*.koドライバファイルを取得またはコンパイルします。
重要:ドライバがISOファイルに含まれるカーネル2.6.16.21-0.8-defaultに対して有効で、ターゲットのアーキテクチャに適していることを確認します。
任意のLinuxマシンにイメージをマウントします(root資格情報が必要)。次のコマンド構文を使用します。
mount –o loop <ISOへのパス> <マウントポイント>
マウントされたISOファイルの/toolsサブディレクトリにあるrebuildiso.shスクリプトを一時的な作業ディレクトリにコピーします。終了したら、ISOファイルをアンマウントします(unmount <マウントポイント>コマンドを実行)。
必要なドライバファイル用に別の作業ディレクトリを作成し、それらのファイルをそのディレクトリに保存します。
rebuildiso.shスクリプトを保存したディレクトリで、次のコマンドをルートで実行します。
./rebuildiso.sh –i <ISOファイル> -d <ドライバのディレクトリ> -m i586|x86_64
終了すると、ISOファイルが追加のドライバで更新されます。