プレスリリース

ノベル株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：公家 尊裕、以下 ノベル）は、Webアクセス管理・シングルサインオンソリューションの最新版、「Novell® Access Manager™ 3.2（以下Access Manager 3.2）」を本日より提供開始すると発表しました。Novell Access Manager（以下Access Manager）は、SAMLやLiberty Alliance、WS-Federationといったフェデレーション標準をサポートし、企業のあらゆるデジタルリソースへのアクセスを一元管理するソリューションで、今回の最新版にはさまざまな新機能や拡張機能が加わりました。

Access Manager 3.2では、同製品のインストール対象OSに、新たにRed Hat Enterprise Linux 6.2のサポートを開始しました。従来の対象であるSUSEとWindowsにRed Hatが加わり、インストール対象OSの幅が広がったことで、より多くのお客様に訴求できるようになりました。また、これまではAccess Managerの構成に要するサーバ台数も、最低2台必要でしたが、最新版では1台で可能になりました。パフォーマンスにおいても、従来版と比較して1秒あたりのトランザクション数が向上し、1サーバあたりの同時セッション数も5倍になりました。さらにスマートフォンとの互換性が強化されたことで、管理者は基本的な操作をスマートフォンから行えるようになりました。

今日の異機種が混在するITインフラにおいて、アイデンティティ情報は多くの場合、複数のロケーションや、アプリケーションに特化したアイデンティティ管理機能に格納されています。Access Managerは、こうした環境において安全かつシンプルに業務データを共有できる仕組みを提供します。Access Managerは、既存の認証システムを置き換えることなく簡単に統合でき、アクセスの一元管理によって管理者の負荷を軽減します。同時にユーザはロケーションを問わずシングルサインオンで必要な情報にアクセスして仕事ができるようになります。これにより、企業の生産性を向上しながらコストを削減し、セキュリティおよび内部統制を支援します。

＜Access Manager 3.2の主要な機能強化＞

• サポートOSの強化
  従来のサポート対象であるSUSE Linux Enterprise Server 11SP1およびSP2とWindows Server 2008 R2に加えて、Red Hat Enterprise Linux 6.2を新たにサポートしました。
  ※本最新版より32ビット版から64ビット版のみのサポートに変更
• 単一サーバ構成
  最低1台のサーバでAccess Managerを構成できるようになりました。
• パフォーマンスの強化
  1秒あたりのトランザクション数が向上し、1サーバあたりの同時セッション数も従来版の5倍になりました。
• スマートフォンへの対応
  Apple iOS5のブラウザベースがサポートされ、Administrator Consoleの基本的な操作がスマートフォンから行えるようになりました。

（その他の機能強化）

• Identity Server
  1. フェデレーション機能
     • Active Directory Federation Services (AD FS) 2.0のサポート（SAML 2.0）
     • OIO SAMLのサポート
     • Identity Service SDKの拡張（外部サービスプロバイダからの属性値取得）
     • 一時利用ユーザのローカルユーザへの属性値による紐づけ
     • 複数認証コントラクタによる段階的な認証
     • サービスプロバイダの認証要求に対する認証タイプや認証コントラクタの指定
     • 孤立フェデレーションアイデンティティオブジェクトの削除ツール
     • SAML2.0アイデンティティプロバイダの定期的な証明書期限切れ確認の設定
     • 中央メタデータリポジトリの設定（アイデンティティプロバイダおよびサービスプロバイダ向け）
     • SAML2.0サービスプロバイダ用メタデータエントリの手動追加
     • SAML2.0アサーションの圧縮
  2. クラウドサービスプロバイダー向けサポート
     • 認証パラメータ設定の柔軟性向上
     • アイデンティティプロバイダ認証の強化
     • 中央メタデータリポジトリの設定（パブリッククラウドおよびプライベートクラウド向け）
     • サービスプロバイダブローカの設定（アイデンティティプロバイダとサービスプロバイダの認証フロー制御）
  3. クライアントソフトウェア整合性確認
     SSL VPN認証時のクライアントソフトウェア整合性確認
  4. LDAP属性によるRADIUS認証用ユーザ検索
     RADIUS認証ユーザのLDAP属性値での検索
• Administration Console
  1. ルート証明機関
     信頼されたルート証明機関がデフォルトで追加
  2. touchファイル同等機能
     Administration Consoleからtouchファイル同等機能の設定が可能
     ※アプライアンス版は、一部オプションはtouchファイルで管理する必要があります。
• Access Gateway
  1. 「NAGHostOptions mangleCookies」オプション
     ユーザログアウトによりアプリケーション用Cookieの無効化
  2. 「NAGFilteroutUrlForAudit」オプション
     監査対象外とするURLを指定

＜製品概要＞

名称：　Novell Access Manager 3.2
提供開始日：　2012年11月9日
販売経路：　販売パートナーを通じた間接販売
価格：　個別お見積りにつき、お問い合わせください。

Novell Access Managerに関する詳細は、こちらをご覧ください。
http://www.novell.com/ja-jp/products/accessmanager

◇ノベルおよびNetIQについて
ノベル株式会社とネットアイキュー株式会社は、The Attachmate Groupの日本法人です。The Attachmate Groupは、Attachmate、NetIQ、ノベル、SUSEの4事業部を統括しています。
詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。
Novell, Inc. http://www.novell.com、ノベル株式会社　http://www.novell.com/ja-jp
NetIQ Corporation　http://www.netiq.com、ネットアイキュー株式会社　http://www.netiq.co.jp

*Novell、Novellのロゴ、Nロゴ、Access Manager、SUSEはNovell, Inc.の米国における登録商標または商標です。
*NetIQおよびNetIQロゴは米国およびその他の国や地域における米国NetIQ Corporationおよびその代理店の商標または登録商標です。その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標および商標です。