このReadmeファイルでは、ZENworks 11 Support Pack 4リリースに関する情報を提供します。
システム要件およびインストール手順については、『ZENworks 11 SP4サーバインストールガイド』を参照してください。
重要:
ZENworks 11 SP4をインストールする前に、ご使用のデバイスでIPv6を無効にしてください。ZENworks 11 SP4ではIPv6はサポートされていません。
SUSE Linux Enterprise Server 12を使用してZENworks 11 SP4をインストールする場合、libXtst6-32bit-1.2.2-3.60.x86_64.rpmが必要です。
SUSE Linux Enterprise Server 12では、Yastアドオンを使用してZENworks Agentをインストールすることはできません。
管理ゾーン内でのZENworks 11 SP4へのアップグレードを計画するには、次のガイドラインを使用します。
まずプライマリサーバをアップグレードし、次にサテライトサーバ、最後に管理対象デバイスという順番でZENworks 11 SP4にアップデートする必要があります。ゾーン内のすべてのプライマリサーバが11 SP4にアップグレードされるまで、管理対象デバイスおよびサテライトサーバをアップグレードしないでください(または、新しい11 SP4エージェントをゾーンに追加しないでください)。
メモ:プライマリサーバがすべてアップグレードされるまで、エージェントは整合性のないデータを受け取る可能性があります。したがって、このプロセスのこの部分はできる限り短時間で実行することをお勧めします。理想的には、最初のプライマリサーバのアップグレード直後に実行します。
管理対象デバイスがZENworks 10.3.4以上に更新されている場合、ゾーン内の管理対象デバイスを直接ZENworks 11 SP4にアップデートできます。
ZENworks 11 SP4へのアップグレードが完了すると、システムは再起動します。ただし、次の場面では再起動が2回必要になります。
表 1 再起動が2回必要な場面
場面 |
ZENworks Endpoint Security |
Full Disk Encryption |
ロケーションサービス |
クライアントセルフディフェンス |
---|---|---|---|---|
10.3.4から11 SP4へのアップグレード |
無効 |
無効 |
ライト |
有効 |
11 SP4の新規インストール |
無効 |
無効 |
ライト |
有効 |
11 SP4の新規インストール |
無効 |
無効 |
フル |
有効 |
重要:ZENworks 11.2以前が実行されているすべてのプライマリサーバは、まずZENworks 11.3.0以上にアップグレードしてから、ZENworks 11.4にアップグレードする必要があります。サテライトサーバおよび管理対象デバイスは、10.3.4にアップデートしてからZENworks 11 SP4にアップデートする必要があります。
表 2 11 SP4へのZENworks累積エージェントアップデート: サポートされるパス
デバイスタイプ |
オペレーティングシステム |
サポートされるバージョン |
サポートされないバージョン |
---|---|---|---|
プライマリサーバ |
Windows/Linux |
v11.3以上のバージョン |
11.3より前の任意のバージョン |
サテライトサーバ |
Windows/Linux/Mac |
v10.3.4以上のバージョン |
10.3.4より前の任意のバージョン |
管理対象デバイス |
Windows |
v10.3.4以上のバージョン |
10.3.4より前の任意のバージョン |
Linux |
v11.0以上のバージョン |
NA |
|
Mac |
v11.2以上のバージョン |
NA |
プライマリサーバ、サテライト、および管理対象デバイスのアップグレードのための前提条件および手順に関する詳細については、『ZENworks 11 SP4アップグレードガイド』を参照してください。
ZENworks 11 SP4の新機能の詳細については、「ZENworks 11 SP4の新機能」を参照してください。
ZENworks Reporting 5の新バージョンはZENworks 11 SP4と同時にはリリースされません。後日リリース予定です。その間、以前にリリースされたZENworks Reporting 5は引き続きZENworks 11 SP4で動作します。
この項では、ZENworks 11 SP4の使用時に発生する可能性がある問題について説明します。
この項では、ZENworks 11 SP4のインストール時に発生する可能性がある問題について説明します。
Windowsサーバ上のZENworksをロールバックした場合、サーバにlinux-ioa-update.xmlファイルが残ります。
解決策: ZENworksのロールバック完了後、次の手順でlinux-ioa-update.xmlファイルを手動で削除します。
%ZENWORKS_HOME%\install\downloads\rpmに移動します。
linux-ioa-update.xmlファイルを削除します。
ロールバック後にZENworksを再インストールする際、インストールが失敗またはハングします。
解決策: ZENworksのロールバック後、%ZENWORKS_HOME%環境変数を削除してからZENworksを再インストールします。
ZENworksのアンインストール後、成功メッセージではなく失敗メッセージが表示されます。
解決策: この失敗メッセージは無視してください。
データベース管理者とアクセスユーザで異なるモードを使用している場合、Microsoft SQLデータベースでインストールに失敗します。
推奨: データベース管理者とアクセスユーザの両方で同じ認証モード(Windows認証またはSQL認証)を使用します。
この項では、ZENworks 11 SP4のアップグレード時に発生する可能性がある問題について説明します。
Microsoft SQLデータベースでZENworks 11.3.xからZENworks 11 SP4にアップグレードする際、一部の大容量テーブルで、使用されていないデータタイプを置き換えるのに数分から数時間かかる場合があります。
アップグレードプロセスが停止したように見える場合があります。しかし、アップグレードプロセスはバックグラウンドで実行され続けています。このプロセス中にアップグレードウィザードを終了しないでください。
解決策: ありません。
メモ:ZENworksデータベースで次のクエリを実行すると、アップグレードプロセスを監視できます。
SELECT * FROM DeprecatedDataTypesLog ORDER BY ENDTIME DESC
自己暗号化(OPAL)ドライブを使用するデバイス上のFull Disk Encryptionがアップグレードされません。このエラーは、現在のディスク暗号化ポリシーの強制には影響しません。ディスク暗号化ポリシーは引き続き有効で、適切に強制されています。ただし、解決策を実行するまで、デバイスで新しいZENworks 11 SP4 Full Disk Encryptionオプションを使用することはできません。
解決策: Full Disk Encryptionコンポーネントを正常にアップグレードするには、次の手順に従います。
デバイスでZENworks Adaptive AgentのZENworks 11.3.2 FRU1バージョンが実行されていることを確認します。
このバージョンより前のバージョンのエージェントには、デバイスからのポリシーの削除に問題があります。この解決策では、デバイスがバージョン11.3.2 FRU1である必要があります。
デバイスからディスク暗号化ポリシーを削除します。手順は次のとおりです。
ZENworksコントロールセンターでポリシーの割り当てを削除します。
デバイスを更新します。
プロンプトが表示されたら再起動します。
[ZENworks Full Disk Encryption]ダイアログボックス([Z]アイコン > Full Disk Encryption > バージョン情報)で、ポリシーが適用されていないことを確認します。
デバイスからFull Disk Encryption Agentを削除します。手順は次のとおりです。
ZENworksコントロールセンターにログインします。
1つのデバイスからエージェントをアンインストールするには、Devices (デバイス)をクリックします。続いて、詳細を表示するデバイスをクリックし、Settings (設定)タブ > Device Management (デバイス管理) > ZENworks Agentの順にクリックします。
または
デバイスフォルダ内のすべてのデバイスからエージェントをアンインストールするには、Devices (デバイス)をクリックします。デバイスフォルダの横にあるチェックボックスをオンにし、Details (詳細)をクリックしてフォルダの詳細を表示します。続いて、Settings (設定)タブ > Device Management (デバイス管理) > ZENworks Agentの順にクリックします。
または
ゾーン内のすべてのデバイスからエージェントをアンインストールするには、Configuration (環境設定)をクリックします。続いて、Device Management (デバイス管理) ([Management Zone Settings (管理ゾーンの設定)]の下) > ZENworks Agentの順にクリックします。
(条件付き) 1つのデバイスまたはデバイスフォルダからアンインストールする場合、Override (上書き)をクリックして、変更する設定を有効にします。
[Agent Features (エージェントの機能)]で、Full Disk EncryptionのInstalled (インストール済み)チェックボックスをオフにします。
OKをクリックして変更を保存します。
1つまたは複数のターゲットデバイスでエージェントの更新を実行します。
Full Disk Encryption Agentが削除されるため、更新には通常よりも長い時間がかかります。更新が完了したら、ZENworks Adaptive Agentのプロパティページを表示して(通知領域の[Z]アイコンをダブルクリックします)、 Full Disk Encryptionが表示されていないことを確認します。また、Full Disk Encryption Agentも[スタート]に表示されなくなっています。
まだ実行していない場合は、ZENworksプライマリサーバをアップグレードし、デバイスのZENworks Adaptive Agentをアップグレードします。
デバイスにFull Disk Encryption Agentをインストールします。手順は次のとおりです。
ステップ2の手順に従いますが、Full Disk EncryptionのInstalled (インストール済み)チェックボックスをオンします。
1つまたは複数のターゲットデバイスでエージェントの更新を実行します。
ディスク暗号化ポリシーをデバイスに割り当て、デバイスを更新してポリシーを強制します。
ZENworks 11.3.xからZENworks 11 SP4へのアップグレード中にImageDataBridge.dllファイルがエクスプローラープロセスによってロードされている場合、アップグレードに失敗することや、ImageDataBridge.dllファイルが最新バージョンにアップデートされないことがあります。
解決策: もう一度システム更新を展開するか、ImageDataBridge.dllファイルが最新バージョンにアップデートされていることを手動で確認します。
この項では、ZENworks 11 SP4アプライアンスの使用時に発生する可能性がある問題について説明します。
セクション 6.3.1, ZENworks Appliance Migration Utilityでマウント済みフォルダからデータがコピーされない
セクション 6.3.2, ZENworksアプライアンスの設定後、RemoteConnectFailureExceptionエラーが表示されることがある
セクション 6.3.4, ZENworksアプライアンスでsetup.sh -c --zcminstallコマンドを使用してデータベースを作成できない
セクション 6.3.5, Citrix XENServerにZENworksアプライアンスの.ovaファイルを展開するのに数時間かかる場合がある
セクション 6.3.6, 複数のIPアドレスを使用している場合、ZENworksアプライアンスの[Summary (サマリ)]ページからZENworksコントロールセンターを起動できない
ZENworks 11 SP3アプライアンスに外部コンテンツリポジトリがマウントされている場合、ZENworks Appliance Migration Utilityによってマウント済みフォルダからデータがコピーされません。この場面では、「File or Folder not found (ファイルまたはフォルダが見つかりません)」という例外が表示されることがあります。
解決策: ZENworks Appliance Migration Utilityによって表示されるエラーは無視して構いません。外部コンテンツリポジトリをZENworks 11 SP4アプライアンスにマウントして、マイグレーションプロセスを続行してください。
ZENworksアプライアンスの設定後、RemoteConnectFailureExceptionエラーが表示されることがあります。
解決策: ターミナルを開き、rcvabase-datamodel statusコマンドを実行します。rcvabase-datamodelサービスが実行されていないことを状態が示している場合、rcvabase-datamodel startコマンドを実行してサービスを起動してから、rcvabase-jetty restartコマンドを実行してrcvabase-jettyサービスを再開します。
または
ZENworksアプライアンスを再起動します。
ZENworksアプライアンスの再起動中に次のエラーメッセージが表示されることがあります。
ERROR: transport error 202: bind failed: Address already in use (エラー: トランスポートエラー202: バインドに失敗しました: そのアドレスは既に使用されています)
解決策: このエラーメッセージは無視してください。
ZENworksアプライアンスで、ZENworksインストーラ(usr/share/ZCMInstaller)を起動する際に、setup.sh-c --zcminstallコマンドを使用してデータベースを作成できません。
解決策:ありません
Citrix XENServerにZENworksアプライアンスの.ovaファイルを展開する際、数時間かかる場合があります。
解決策:ありません
サーバで複数のIPアドレスを使用している場合、ZENworksアプライアンスの[Summary (サマリ)]ページからZENworksコントロールセンターを起動しようとすると、非アクティブなIPアドレスが選択され、ZENworksコントロールセンターにアクセスできません。
解決策: ホスト名またはアクティブなIPアドレスを使用して手動でZENworksコントロールセンターを起動します。
ZENworksの設定中にNullPointer例外が発生することがあります。
解決策: Webブラウザを更新してZENworksを設定します。
この項では、ZENworks 11 SP4 Configuration Managementの使用時に発生する可能性がある問題について説明します。
セクション 6.4.4, 一部のプライマリサーバでCertificate Remint Toolを使用できないことがある
セクション 6.4.5, ワークステーションタイプのデバイスをサーバグループのメンバーとして追加したり、その逆を追加したりできる
セクション 6.4.7, サーバ証明書が期限切れであっても、Remint Server Certificate (サーバ証明書の再作成)オプションが使用可能である
セクション 6.4.8, プライマリサーバのコンソールセッションで[ZENNotify]アイコンのCheck for updates (更新のチェック)オプションが使用できない
セクション 6.4.9, 再作成システム更新が、ゾーンCAをアクティブ化した後に追加されたプライマリサーバまたは管理対象デバイスに割り当てられる
セクション 6.4.12, Mac OS X 10.7.xプラットフォームでZENworksプロパティページが空白になる
セクション 6.4.15, SLES 12 イメージングサーバがZENworks 11 SP 4プライマリサーバと通信できない
セクション 6.4.17, ZENworks 11 SP4サーバから11.3.x以前の管理対象デバイスをリモート制御できない
セクション 6.4.18, メッセージの表示起動アクションを使用してバンドルを起動した場合、メッセージが正しく表示されない
プライマリサーバは、インストール時に既存のプライマリサーバと同じポートを使用します。これは、親プライマリサーバが使用するポートが追加のプライマリサーバ上で空いている場合に発生します。ポートがビジーである場合は、別のポートを使用するようプロンプトが表示されます。
ZENworksコントロールセンターから、SLES 12またはSLED 12オペレーティングシステムが実行されているデバイスに管理者としてリモートログインを実行しようとしたときに、ユーザがすでにリモートデバイスにログインしていると、空白の画面が表示されます。
解決策: デバイスに正常にログインするには、リモートログインを実行する前に、リモートデバイス上のユーザがログアウトする必要があります。
システム更新が失敗してFINISHED_WITH_ERROR状態になった場合、およびzac zeus-refreshコマンドの後にシステム更新の再展開を直ちに実行した場合、システム更新は再度開始されません。更新はERROR状態のままになります。
ZENUpdaterによってFINISHED_WTH_ERROR状態がプライマリサーバに更新された場合、ZeUSが更新されていない可能性があります。ZeUSサービスは起動していますが、更新が行われるのはサービスの起動後約10~15分後です。したがって、エラーがレポートされた後すぐに更新を再展開した場合、ZeUSを更新するとZeUSは割り当てをフェッチしますが、更新が現在進行中であると想定するため、状態をFINISHED_WITH_ERRORとしてレポートします。
解決策: システム更新がエラーで完了した場合、エラーがレポートされてから10~15分待たずに直ちに更新を再展開する必要があるときは、再展開の前にzac zeus-refreshコマンドを実行します。
認証局(CA)の変更、CAの再作成、またはサーバの再作成プロセス中に、一部のプライマリサーバでCertificate Remint Tool (CRT)を使用できないことがあります。
解決策: 状況に応じて、次の関連する手順を実行します。
CAの再作成を実行する場合、CRTは現在のCAサーバ上で使用可能です。
CAを内部に変更する場合、CRTは、新しいCAサーバとして選択したサーバ上で使用可能です。
CAを外部に変更する場合、CRTは、操作を実行するZENworksコントロールセンターサーバ上で使用可能です。
サーバの再作成を実行する場合、CAが内部であるときは、CRTは現在のCAサーバ上で使用可能です。
サーバの再作成を実行する場合、CAが外部であるときは、CRTは、操作を開始したサーバ上で使用可能です。
あるデバイス(ソースデバイス)から別のデバイス(ターゲットデバイス)に関係をコピーする場合、ウィザードでは、ターゲットデバイスを、ソースデバイスが属する静的デバイスグループのメンバーにすることができます。
この動作のため、サーバタイプのデバイスを静的ワークステーショングループに追加したり、ワークステーションタイプのデバイスを静的サーバグループに追加したりできます。従って、静的サーバグループに対して行った割り当てはすべてワークステーションタイプデバイスにまで伝わり、その逆にも伝わりますが、これには関連性がない可能性があります。
割り当ては必ず同じデバイスタイプ間でのみコピーする必要があります。たとえば、サーバからはサーバへ、ワークステーションからはワークステーションへコピーします。サーバフォルダ、サーバグループ、またはサーバから、それぞれワークステーションフォルダ、ワークステーショングループ、またはワークステーションにコピーしたり、その逆にコピーしたりしないでください。
解決策: 静的デバイスグループから手動でデバイスを削除します。
POODLE脆弱性の修正のため、古いイメージングサテライトサーバ(11.3.1以前)はZENworks 11 SP4プライマリサーバと通信できません。
解決策: 次のいずれかの操作を実行します。
通信できないイメージングサテライトサーバにこのPOODLEパッチを適用します。これは、イメージングのコンテキストでの通信にしか影響しないため、最初のプライマリサーバを11.4にアップグレードした後でも適用可能です。
または
すべてのイメージングサテライトサーバをZENworks 11 SP4にアップグレードします。
Remint Server Certificate (サーバ証明書の再作成)機能は、期限切れのサーバ証明書ではサポートされません。ただし、Remint Server Certificate (サーバ証明書の再作成)オプションは、サーバ証明書が期限切れであっても表示されます。このオプションをクリックしても、再作成に進むことはできません。
解決策: ありません。サーバ証明書が期限切れの場合、Remint Server Certificate (サーバ証明書の再作成)オプションは無視してください。
/consoleオプションを使用してリモートでコンソールセッションを確立した場合、[ZENNotify]アイコンにCheck for updates (更新のチェック)オプションが表示されません。
解決策: 同じ機能を実現するには、zac zeus-refreshコマンドを実行する必要があります。
ゾーンCAの再作成中にCAをアクティブ化した後に、新しいプライマリサーバまたは管理対象デバイスをゾーンに追加すると、再作成システム更新は自動的にそのデバイスに割り当てられます。プライマリサーバでは、プライマリサーバの証明書が新しいCAによって発行済みであっても、この現象が発生します。
解決策: ありません。システム更新を完了します。
管理対象デバイスにMicrosoft KB3061518のセキュリティ更新プログラムを適用した場合、デバイスはその認証サテライトサーバと通信できなくなります。この問題は、DSA証明書を使用する内部CAゾーンと外部CAゾーンで発生します。
Logjam脆弱性に対応するため、11 SP4の認証サテライトサーバには修正プログラムが組み込まれています。ただし、この修正プログラムでは、11 SP4へのアップグレード後に認証サテライトサーバのSSLサーバ証明書を再作成する必要があります。サーバ証明書の作成が完了していない場合、最近接サーバルール(CSR)に旧バージョンの認証サテライトサーバ(11 SP4より前)または11 SP4のプライマリサーバが含まれていれば、管理対象デバイスは引き続き承認されます。
解決策: 次のいずれかを実行します。
プライマリサーバを11 SP4にアップグレードして、認証サテライトサーバの証明書を再作成します。証明書の再作成の詳細については、『ZENworks 11 SP4 SSL Management Reference』の「Reminting Server Certificates」を参照してください。
または
次のzacコマンドを実行します。
Windows認証サテライトサーバの場合: zac asr -t all
Linux認証サテライトサーバの場合: zac rsc
ZENworks Adaptive Agentのインストール後、古いバージョンのIntel Atomプロセッサを搭載し、Windows 8またはWindows 8.1オペレーティングシステムがインストールされたLenovoおよびHP製のタブレットPCが、管理ゾーンへの登録試行中にクラッシュすることがあります。インストール後にエージェントが管理ゾーンに正常に登録される場合は、システムコンポーネントに間違ったシリアル番号が表示されることがあります。
重要:運用デバイスへの展開を行う前に、すべてのターゲットデバイスモデルで展開をテストすることをお勧めします。
解決策: ありません。
Macintosh OS X 10.7.xデバイスで アイコンをダブルクリックすると、ZENworksプロパティページが空白になります。
解決策: Macintosh OS X 10.7.xを10.8以上のバージョンにアップグレードします。
Sybaseデータベースで、起動場所の監査イベントの処理中に監査プロセスが次のエラーで失敗します。
com.novell.zenworks.datamodel.audit.AuditDataModelException: org.hibernate.exception.ConstraintViolationException: ((Sybase()((JDBC Driver()((SQL Anywhere()Column 'FK_ZSTARTUP_LOC_TARGET_ENVT' in table 'CA_STARTUP_LOC' cannot be NULL
解決策: Sybaseデータベースの起動場所を監査するには、次の手順に従います。
Auditデータベースにログインします。
次のクエリを実行します。
if exists (select * from sysconstraint where constraint_name='FK_ZSTARTUP_LOC_TARGET_ENVT') alter table CA_STARTUP_LOC drop constraint FK_ZSTARTUP_LOC_TARGET_ENVTGOIF NOT EXISTS ( SELECT * FROM sysconstraint WHERE constraint_name = 'FK_ZSTARTUP_LOC_TARGET_ENVT' ) ALTER TABLE CA_STARTUP_LOC ADD CONSTRAINT FK_ZSTARTUP_LOC_TARGET_ENVT FOREIGN KEY (TARGETGUID1) REFERENCES ZNWENV_REF ON DELETE CASCADE
RHELサーバのOpenSSLは古いバージョンであるため、RHELプライマリサーバまたはサテライトイメージングサーバ上のZENworks 11.3.xまたは11.4は、ZENworks 11 SP4プライマリサーバと通信できません。
解決策: RHELイメージングサーバにopenssl-1.0.1e-30.e16_6.11.x86_64.rpmファイルをインストールします。
SLES 12サーバのOpenSSLがデフォルトバージョンの場合、11 SP4プライマリサーバとの通信が切断されます。
解決策: libopenssl1_0_0-1.0.1k-2.24.1.x86_64.rpmファイルを使用して、デフォルトバージョンのOpenSSLをアップデートします。
リモートマシンでRemote Managementの空白画面の操作を実行しているときに、画面がちらついたり、パフォーマンスが低下したりすることがあります。
Remote Managementの空白画面での操作はWindows 8.1以上のオペレーティングシステムでは使用できないため、この操作はリモート診断時にも無効になります。
ZENworks 11 SP4はSHA-256アルゴリズムを使用して自己署名証明書を生成しますが、これは11.3.x以前の管理対象デバイスではサポートされません。そのため、SSLハンドシェイクに失敗し、ZENworks 11 SP4サーバはこれらの古いデバイス上でリモート操作を実行できません。
解決策: リモートセッションを開始したデバイスで次の手順を実行します。
リモート管理ポリシーのSession Security (セッションのセキュリティ)セクションで、Allow connection when Remote Management Console does not have SSL certificate (Remote ManagementコンソールにSSL証明書がない場合、接続を許可する)オプションを有効にします。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Novell\ZCM\Remote Management\Viewer\Settingsパスに、タイプDWORDおよびゼロ以外の任意の値で、SkipOperatorCertレジストリキーを作成します。
SLES 12デバイスでは、メッセージの表示起動アクションを使用してバンドルを起動した場合、システムトレイのZIconにメッセージが正しく表示されません。
解決策:ありません
この項では、ZENworks 11 SP4 Endpoint Security Managementの使用時に発生する可能性がある問題について説明します。
データ暗号化ポリシーでUSB 1.xデバイスはサポートされなくなりました。
ストレージデバイス制御ポリシーを使用すると、リムーバブルストレージデバイス(USBドライブなど)を読み込み専用として指定できます。ユーザが読み込み専用デバイスからファイルを削除した場合、ファイルは削除されていないにもかかわらず、Windowsエクスプローラーに表示されなくなります。ファイルをもう一度表示するには、デバイスを取り外して再度挿入する方法しかありません。
この項では、ZENworks 11 SP4 Full Disk Encryptionの使用時に発生する可能性がある問題について説明します。
Full Disk Encryptionは仮想環境ではサポートされません。仮想マシンまたはシンクライアント経由でアクセスするマシンにZENworks Adaptive Agentをインストールした場合、Full Disk Encryptionを有効にしないでください。
自己暗号化ドライブが存在するデバイスで、デバイスの現在のEnable software encryption of Opal compliant self-encrypting drives (OPAL準拠の自己暗号化ドライブのソフトウェア暗号化を有効にする)設定を上書きする(有効化または無効化する)ディスク暗号化ポリシーを適用すると、デバイスに黒い画面が表示され、KEK status unknown ! System Halted (KEKの状態が不明です。システムは停止しました)というエラーが表示されます。
Full Disk Encryptionでは、最初のポリシーを完全に削除することなく自己暗号化ドライブのソフトウェア暗号化設定を変更し、2番目のポリシー(変更されたソフトウェア暗号化設定を使用)を適用することはできません。このような操作から保護するため、ディスク暗号化ポリシーでは、ポリシーの作成後に、この設定(Enable software encryption of Opal compliant self-encrypting drives (OPAL準拠の自己暗号化ドライブのソフトウェア暗号化を有効にする)オプション)を変更することはできません。ただし、このオプションを別の設定にして2番目のポリシーを作成し、そのポリシーをデバイスの有効なポリシーにすることは可能です(デバイスのポリシーリストで最初のポリシーよりも上位に配置して、デバイスフォルダ経由ではなくデバイスに直接割り当てるなど)。これが発生した場合、デバイスの画面が黒く表示されます。
解決策: デバイスからディスク暗号化ポリシーの割り当てをすべて削除し、完全に削除されたこと(ディスクが暗号化解除されてPBAが削除されたこと)を確認します。(正しいソフトウェア暗号化設定を使用して)デバイスにディスク暗号化ポリシーを割り当てます。
詳細については、アップグレードの既知の問題に記載されているセクション 6.2.2, 自己暗号化(OPAL)ドライブ上のFull Disk Encryptionをアップグレードできないを参照してください。
このリリースでは、追加のデバイスをサポートするために新しいDMI設定が追加されています。これらの新しいDMI設定は、新しいFull Disk Encryptionポリシーを作成したときに自動的に組み込まれます。ただし、アップグレード時には、既存のポリシーのDMI設定は新しい設定に更新されません。これは、現在のポリシーの状態を維持し、割り当てられたデバイスでそれらを引き続き動作させるための意図的な動作です。
新しいDMI設定を既存のポリシーに追加する場合、手動で追加する必要があります。このためには、新しく作成したポリシーから設定を切り取って貼り付けます。Linuxプライマリサーバの場合はetc/opt/novell/zenworks/fde/dmi.iniファイル、Windowsプライマリサーバの場合はnovell/zenworks/conf/fde/dmi.iniファイルです。
この項では、ZENworks 11 SP4 Patch Managementの使用時に発生する可能性がある問題について説明します。
Configuration (環境設定)]>[Patch Management]>[Dashboarding and Trending (DashboardingおよびTrending)の文脈依存型ヘルプに、Save Patch Status History (パッチ状態の履歴の保存)オプションが適切に説明されていません。
解決策: このオプションは、パッチ状態の履歴に関する日次レコードをデータベースに保存します(Patch Managementダッシュボードのパッチコンプライアンスグラフでも使用されます)。10,000を超えるノードがあるエンタープライズでは、このオプションを使用しないでください。すべてのノードとパッチのデータが保存されるので、データベースの容量が短時間で大量に消費される可能性があるためです。
このReadmeは、ZENworks 11 SP4に固有の問題をリストしています。他のすべてのZENWorks 11 SP4のマニュアルについては、Novell ZENworks 11 SP4マニュアルのWebサイトを参照してください。
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