ZENworks 11 Configuration Management SP2では、従来のZENworks Application Management機能に代わって新しいソフトウェア配布機能追加されました。
バンドル: バンドルとはファイルと情報のパッケージで、アプリケーションオブジェクトとそのファイルに似ていますが、それを大きく上回るパワーと柔軟性を備えています。バンドルウィザードを使用すると、バンドルを作成して、バンドルに関連付けられたアクションを設定し、デバイスまたはユーザにバンドルを割り当てることができます。4タイプのバンドル(Linux、Linux依存、プレブート、Windows)があります。詳細については、『ZENworks 11 SP2ソフトウェア配布リファレンス』を参照してください。
アクションおよびアクションセット
バンドルは、そのコンテンツとともに、実行するアクションで構成されています。すべてのアクションは、インストール、起動、検証、アンインストール、終了、およびプレブートという6つのカテゴリに分かれており、アクションセットと呼ばれます。アクションはバンドルの作成時に特定でき、後からZENworksコントロールセンターでアクションを追加または削除することもできます。詳細については、「アクション
」(『ZENworks 11 SP2ソフトウェア配布リファレンス』)を参照してください。
コンテンツ:
アプリケーションとファイル、およびポリシーファイルをコンテンツと呼びます。コンテンツは、プライマリサーバ上にあり、コンテンツリポジトリと呼ばれるディレクトリ構造に保存されます。プライマリサーバとZENworks Adaptive Agent (管理対象デバイス上で実行)は、標準のWebプロトコル経由で通信してコンテンツへのアクセスを提供します。システムを異なる設定にしていない限り、コンテンツはプライマリサーバ間で自動的にレプリケートされ、すべてのプライマリサーバから使用できるようになっています。詳細については、「コンテンツ配信
」(『ZENworks 11 SP2システム管理リファレンス』)を参照してください。
キャッシュ: 各管理対象デバイスは引き続きキャッシュディレクトリを使用します。ただし、キャッシュの場所がdrive_root\nalcacheからzenworks_home\cacheへ移動されています。バンドルはすべてキャッシュディレクトリにコピーされてからインストールされます。デフォルトでは、このコピーは、デバイス上でバンドルを初めて起動したときに実行されます。
強制キャッシュ: 配布スケジュールを使用して強制的にバンドルをキャッシュして、ユーザがバンドルを起動したらすぐにインストールできるようにすることができます。スケジュールを使用することで、バンドルの配布を直ちに開始したり、配布を後まで遅らせたりすることができます。
強制実行:
起動スケジュールを使用して、アプリケーションを強制実行できます。たとえば、アプリケーションを即座に実行したり、デバイス更新時に実行したりできます。詳細については、「バンドルの起動
」(『ZENworks 11 SP2ソフトウェア配布リファレンス』)を参照してください。
配布ポイント: 別のプライマリサーバを作成しなくてもデバイスのグループからコンテンツに容易にアクセスできるようにするために、任意の管理対象デバイス上にコンテンツ配布ポイントを作成することができます。配布ポイントは低速なWAN構成の場合に便利です。詳細については、「サテライトの役割について」(『ZENworks 11 SP2システム管理リファレンス』)を参照してください。
従属関係:
バンドルに対して特定のタイプのアクションを選択した際に、従属関係が自動的に作成されるようになりました。詳細については、「コンテンツや別のバンドルへの従属性のあるバンドルの作成
」(『ZENworks 11 SP2ソフトウェア配布リファレンス』)を参照してください。
近接および負荷分散:
サイトリスト(近接)およびソースリスト(作業負荷)に代わり、最近接サーバルールという機能が採用されました。これは管理者が作成するルールで、管理対象デバイスがコンテンツと環境設定情報の受け取り元のプライマリサーバをポイントするようにします。詳細については、「Location Awareness
」(『ZENworks 11 SP2システム管理リファレンス』)を参照してください。