2.0 プライマリサーバ要件
プライマリサーバソフトウェアをインストールするサーバが次の要件を満たしていることを確認します。
メモ:以下にZENworksプライマリサーバソフトウェアをインストール可能なオペレーティングシステムをリスト表示しています。このリストは必ずしもZENworks Patch Managementでアップデート可能なオペレーティングシステム示しているわけではありません。このリストについては、『ZENworks Patch Management Content Report』を参照してください。
項目 |
要件 |
追加の詳細 |
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サーバ使用方法 |
使用するサーバには、プライマリサーバが実行するタスク以外のタスクを処理する能力があるかもしれません。ただし、プライマリサーバソフトウェアをインストールするサーバは、ZENworksに対する作業目的でのみ使用することを推奨します。 |
たとえば、サーバで次の項目を実行したくない場合があります。
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オペレーティングシステム - Windows |
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クラスタ環境内のサーバへのインストールはサポートされません。 Windows 2022 Serverがプライマリサーバとしてサポートされている場合は、次の点を実行してください。
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オペレーティングシステム - Linux |
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重要:
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プロセッサ |
速度: 2.0GHz以上 タイプ: クアッドコア以上 |
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RAM |
16GB以上 |
デバイス3000台に対して16GB。追加のデバイス3000台ごとに1GBのRAMを追加。Verticaを使用している場合は、「Verticaのシステム要件」を参照してください。 |
ディスク容量 |
インストール用に40GB。コンテンツの量によっては、領域を分散する必要があります。 ZENworksデータベースではデバイス1000台ごとに10GBを追加し、Auditデータベースではデバイス5000台ごとに10GBを追加します。 tmpディレクトリ用には500MBを推奨。このディスク容量は、パッケージの再構築および編集のために必要です。 パッチ管理ファイルストレージ(ダウンロードされたパッチコンテンツ)には、少なくとも25GBの追加空き容量が必要です。パッチ管理が有効な場合、すべてのコンテンツレプリケーションサーバにも、同じ容量の追加空き容量が必要です。Patch Managementを別の言語で使用している場合、各サーバにも言語ごとにこのサイズの追加容量が必要です。 |
ZENworksデータベースファイルおよびZENworksコンテンツリポジトリは非常に大きくなる可能性があるので、別のパーティションまたはハードディスクを用意することが必要になる場合があります。 Windowsサーバでデフォルトのコンテンツリポジトリの場所を変更する場合の情報については、『ZENworks Primary Server and Satellite Reference』の Linuxサーバの場合は、/var/optディレクトリを大容量のパーティションに配置することをお勧めします。このディレクトリにはデータベース(組み込まれている場合)およびコンテンツリポジトリが格納されます。 /etcディレクトリに必要なスペースが少なくて済みます。 |
画面解像度 |
ビデオアダプタ: 256色 画面解像度: 1024 × 768以上 |
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DNSの解決 |
管理ゾーン内のサーバおよびワークステーションは、適切に設定されたDNSを使用してデバイスのホスト名を解決する必要があります。適切に設定されていないと、ZENworksの一部の機能が正しく動作しません。DNSが正しく設定されていないと、サーバは互いに通信できず、ワークステーションはサーバと通信できません。 サーバ名は、アンダースコアを含めないなど、DNSの要件をサポートしている必要があります。要件をサポートしていないと、ZENworksのログインに失敗します。使用できる文字は、文字a~z (大文字と小文字)、数字、およびハイフン(-)です。英語以外の文字はサポートされていません。 メモ:Linuxプライマリサーバのホスト名に大文字が含まれる場合、そのサーバ上にある/etc/hostsファイルにサーバのホスト名を追加する必要があります。 |
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IPアドレス |
サーバは、静的なIPアドレスまたは永久にリースされるIPアドレス(DHCP設定の場合)を持つ必要があります。 IPアドレスはターゲットサーバのすべてのNICにバインドされる必要があります。 |
IPアドレスがバインドされていないNICを使用しようとすると、インストールはハングします。 |
Microsoft .NET (Windowsのみ) |
ZENworks 2020以降のバージョンをインストールするには、WindowsプライマリサーバにMicrosoft .NET 4.5 Frameworkおよびその最新の更新をインストールし、実行している必要があります。 .NET 4.5 Client Profileではなく完全な.NET 4.5 Frameworkがデバイスにインストールされていることを確認してください。 |
Windows Server 2012では、デフォルトで.NET 4.5を使用できます。ただし、その有効化が必要です。ZENworksのインストール中に.NETを有効にするオプションが表示されます。このオプションを選択すると、.NET が自動的に有効になります。 ZENworks 2020 Update 2を新規にインストールした場合、デフォルトでTLS1.2がゾーンで有効になり、4.7より前のMicrosoft .NETバージョンがインストールされたより古いOSバージョンのデバイスを登録しようとすると、デバイス登録は失敗します。ただし、エージェントはデバイスにインストールされます。 既存のゾーンをZENworks 2020 Update 2にアップグレードする場合、TLS1.2はデフォルトで有効になりません。ゾーンでTLS 1.2を有効にすると、ゾーン内のすべてのデバイスにMicrosoft .NET 4.7がインストールされていない場合は、すでに登録されているデバイスの機能の一部が期待どおりに機能しない場合があり、新しいデバイス登録は失敗する可能性があります。詳細については、『ZENworks Best Practices Guide』の「Securing ZENworks by Disabling Older Security Protocols」を参照してください。 |
ファイアウォール設定: TCPおよびUDPポート |
ZENworksインストーラにより、インストール中に複数のTCPおよびUDPポートが開かれます。ZENworksに必要なポートが使用中の場合、ZENworksインストーラによって、別のポートを設定するようプロンプトが表示されます。 重要:インストールまたはアップグレード時にファイアウォールが無効になっている場合は、ファイアウォールが有効になったときにファイアウォール設定で手動でポートを開いてください。 |
TCPポートとUDPポートのリストおよびそれらのポートをZENworksで使用する方法については、『ZENworks 2020 TCP and UDP Ports』を参照してください。 |
サポートしているハイパーバイザ |
プライマリサーバソフトウェアは、次の仮想マシン環境にインストールできます。
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Dockerサポート |
詳細については、『アップグレードガイド』の「Changes in the Primary Server Upgrade or Migration Process」を参照してください。 |
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