このReadmeファイルでは、ZENworks 2017 Update 4リリースに関する情報を提供します。
このリリースに含まれる新機能の詳細については、『ZENworks新機能リファレンス』を参照してください。
管理ゾーン内でのZENworks 2017 Update 4の展開を計画するには、次のガイドラインを使用します。
ディスク暗号化を使用している場合に、ZENworks 2017 Update 1より前のバージョンからFull Disk Encryption Agentを更新するには、ZENworks 2017 Update 4に更新する前に、管理対象デバイスからディスク暗号化ポリシーを削除する必要があります。
ZENworks 2017 Update 1または2017 Update 2からZENworks 2017 Update 4にFull Disk Encryption Agentを更新するには、ディスク暗号化ポリシーをそのまま残してください。システム更新前に変更する必要はありません。
ZENworks 2017 4より前のバージョンからZENworks 2017 Update へFull Disk Encryptionを更新する方法の詳細については、『ZENworks 2017 Update 1 - Full Disk Encryption Update Reference』を参照してください。
まずプライマリサーバをアップグレードし、次にサテライトサーバ、最後に管理対象デバイスという順番でZENworks 2017 Update 4にアップデートする必要があります。ゾーン内のすべてのプライマリサーバがZENworks 2017 Update 4にアップグレードされるまで、管理対象デバイスおよびサテライトサーバをアップグレードしないでください(または、新しい2017 Update 4エージェントをゾーンに追加しないでください)。
メモ:プライマリサーバがすべてアップグレードされるまで、エージェントは整合性のないデータを受け取る可能性があります。したがって、このプロセスのこの部分はできる限り短時間で実行することをお勧めします。理想的には、最初のプライマリサーバのアップグレード直後に実行します。
次のデバイスにバージョン2017 Update 4を直接展開することができます。
デバイスタイプ |
オペレーティングシステム |
ZENworksの最小バージョン |
---|---|---|
プライマリサーバ |
WindowsおよびLinux |
ZENworks 2017以上のバージョン |
サテライトサーバ |
Windows、Linux、およびMac |
ZENworks 11.x以上のバージョン |
管理対象デバイス |
Windows |
ZENworks 11.x以上のバージョン |
Linux |
ZENworks 11.x以上のバージョン |
|
Mac |
ZENworks 11.2以上のバージョン |
ZENworks 2017 Update 4へのアップグレードが完了すると、システムは再起動します。ただし、次の場面では再起動が2回必要になります。
Endpoint Securityが有効な状態で11.xからZENworks 2017以上のバージョン(2017 Update 1、Update 2、Update 3、またはUpdate 4)に更新する場合は、再度再起動してZESNETAccessドライバをロードする必要があります。
管理対象デバイスがクライアントセルフディフェンスが有効なWindows 10を使用していて、11.4.xからZENworks 2017以上のバージョン(2017 Update1、Update2、Update 3、またはUpdate 4)にアップグレードする場合は、ZENworksコントロールセンターでクライアントセルフディフェンスを無効にして管理対象デバイスを再起動してから、更新を実行して、再度デバイスを再起動する必要があります。
管理対象デバイスにディスク暗号化ポリシーが適用されている場合に、Full Disk Encryption AgentをZENworks 2017 Update 1より前のバージョンからZENworks 2017 Update 4に更新するには、最初にポリシーを削除してデバイスを復号化する必要があり、このときデバイスを再起動する必要があります。その後、デバイスを2017 Update 4にアップデートし、このときに2回目の再起動を実行する必要があります。
重要:11.xより前のバージョンが実行されている管理対象デバイスは、まず11.xにアップグレードする必要があります。システムは11.xへのアップグレード後に再起動し、ZENworks 2017 Update 4システム更新の展開時にもう一度再起動します。
システム更新をインストールする前に、次の場所に十分な空きディスク容量があることを確認してください。
場所 |
説明 |
ディスク容量 |
---|---|---|
Windows: %zenworks_home%\install\downloads Linux: opt/novell/zenworks/install/downloads |
エージェントのパッケージを維持するため |
5.7GB |
Windows: %zenworks_home%\work\content-repo Linux: /var/opt/novell/zenworks/content-repo |
zipファイルをコンテンツシステムにインポートするため |
5.7GB |
エージェントキャッシュ |
ZENworksサーバを更新するために必要な、該当するシステム更新コンテンツをダウンロードするため |
1.5GB |
システム更新ファイルがコピーされる場所。これは、システム更新zipファイルをインポートするために使用されるZENworksサーバにのみ適用されます。 |
ダウンロードしたシステム更新zipファイルを保存するため |
5.7GB |
ZENworks 4のダウンロードと展開の方法については、『ZENworks 2017 Update System Updates Reference』を参照してください。
管理ゾーンが、ZENworks 2017より前のバージョンのプライマリサーバで構成されている場合、これらのプライマリサーバすべてをZENworks 2017にアップグレードした後でのみ、プライマリサーバにZENworks 2017 Update 4を展開できます。手順については、『ZENworks アップグレードガイド』を参照してください。
管理タスクについては、ZENworks 2017 Update 4のマニュアルのサイトを参照してください。
重要:ゾーン内のすべての結合プロキシサテライトサーバが更新されるまで、Remote Management (RM) Viewerを更新しないでください。結合プロキシ経由でRemote Managementを実行するには、RM Viewerのバージョンと結合プロキシのバージョンが同じであることを確認してください。
ZENworks 2017 Update 4アップデートをダウンロードして展開する前に、必ずセクション 2.0, ZENworks 2017 Update 4の展開の計画を読んでください。
重要:ZENworkアップデートの展開中に、準備ステージで、プライマリサーバのZENworks Updater Service (ZeUS)はその更新に含まれている新しいパッケージで置き換えられます。
この更新では、データベースのスキーマを変更する必要があります。最初のパッチインストール中は、サービスはマスタまたは専用のプライマリサーバでのみ実行されます。これは、データベース内で変更中のテーブルに他のプライマリサーバがアクセスしないようにするためです。
マスタまたは専用のプライマリサーバが更新されると、残りのサーバでサービスが再開され、アップデートが同時に適用されます。
メモ:アップデート中に手動でサーバ上のサービスを停止または開始する必要はありません。サービスは自動的に停止および開始されます。
システム更新を延期して管理対象デバイスからログアウトしても、システム更新はデバイスに適用されます。
ZENworks 2017 Update 4がインストールされた管理ゾーンでサポートされる管理対象デバイスとサテライトサーバのバージョンのリストについては、「Supported Managed Devices and Satellite Server Versions」を参照してください。
このリリースでは、前のリリースで見つかった複数の問題が解決されています。解決された問題のリストについては、サポートナレッジベースのTID 7023612を参照してください。
ZENworks 2017 Update 4より前のバージョンで明らかになった問題のうち、一部は依然として解決されていません。詳細については、次のReadmeドキュメントを参照してください。
このセクションでは、ZENworks 2017 Update 4の使用時に発生する可能性がある問題について説明します。
セクション 6.1, モバイルデバイス制御ポリシーの一部として設定された明るさの割合をAndroidデバイスに適用できない
セクション 6.3, デバイスのキーガード設定が、ZENworks Agentアプリが前のバージョンから17.4.0バージョンにアップグレードされたデバイスで機能しない
セクション 6.4, デバイスのキーガード設定が仕事用プロファイルモードで登録されたAndroid LollipopおよびMarshmallowデバイスに適用できない
セクション 6.5, デバイスのロック解除クイックタスクが仕事用プロファイルモードで登録されたAndroid LollipopおよびMarshmallowデバイスに適用できない
セクション 6.6, ZENworksをアップデートした後で、novell-zenworks-xplat-uninstall RPMでZDCに不正なバージョンが表示される
セクション 6.8, 信頼できないアクセス制御ルールがエンドポイントセキュリティファイアウォールポリシーが適用されたデバイス上のネットワークトラフィックをブロックしていない
セクション 6.9, Windows v1709、v1803、またはv1809にアップグレードした後で、ZENworks Passive Modeログインが機能しない
セクション 6.11, novell-proxydhcpサービスがRHEL 7.5および7.6イメージングサテライトサーバで機能しない場合がある
特定の明るさの割合値が明るさの割合設定フィールドで定義されているモバイルデバイス制御ポリシーは、Android仕事用管理デバイスに割り当てられるが、その後、明るさ値はデバイスには適用されず、エラーメッセージ「App not supported (アプリがサポートされていない)」がポリシーステータスメッセージに表示されます。
解決策: ありません。
Googleで確認されているように、ダイレクトブート機能はAndroid Pデバイスでは機能しません。
解決策: ありません。
デバイス上のZENworks Agentアプリが17.4.0バージョンにアップグレードされた場合、割り当てられたモバイルデバイス制御ポリシーの一部として有効なデバイスのキーガード設定が、デバイス上で機能しません。
解決策: ZCCで登録解除クイックタスクを使用してデバイスの登録を解除し、再登録します。同じモバイルデバイス制御ポリシーを再割り当てします。デバイスのキーガード設定がデバイス上で正常に有効化されます。
デバイスのキーガード設定がモバイルデバイス制御ポリシーの一部として有効になっている場合、仕事用プロファイルモードで登録されたAndroid LollipopおよびMarshmallowデバイスにポリシーを適用できません。ポリシーのステータスがZCCで失敗と表示され、「You can not set trust agent configuration for a managed profile (管理対象プロファイル用に信頼できるエージェント設定を設定できません)」というエラーメッセージがデバイスのログに表示されます。
解決策: ありません。
デバイスのロック解除クイックタスクが仕事用プロファイルモードで登録されたAndroid LollipopおよびMarshmallowデバイスに適用できません。クイックタスクのステータスがZCCで失敗と表示され、「You cannot reset password for managed profile (管理対象プロファイルのパスワードをリセットできません)」というエラーがデバイスのログに表示されます。
解決策: ありません。
ZENworks管理ゾーンがアップグレードされた後で、novell-zenworks-xplat-uninstall RPMでZDCに不正なバージョンが表示されます。
解決策: ありません。
更新アクションがプライマリサーバで実行されるまで待機します。
ZCC>デバイス>検出済みタブで、「Intel AMTデバイス」というフォルダ名に不要な文字が表示されます。
解決策: ありません。
アクセス制御リスト(ACL)がファイアウォールポリシーの1つ以上の信頼できないACLルールで設定されている場合、ルールパラメータに基づくネットワークアクセスがブロックされません。
解決策: ネイティブなファイアウォールポート設定を使用してネットワークアクセスをブロックします。
デバイスをWindows 10 v1709 (Fall Creatorアップデート)、v1803またはWindows 10 v1809 (April 2018アップデート)にアップグレードした後で、ZENworksへのパッシブモードログインが機能しません。
解決策: Micro FocusナレッジベースのTID 7022478を参照してください。
クイックタスクおよびシステムアップデートがZENworks Agentに割り当てられる場合、割り当てられたタスクまたはアップデートがエージェントで実行されず、「TaskNotifier, "Got 503 from Server (TaskNotifier、「サーバから503を取得しました」)」というエラーがZeUSログに記録されます。
「TaskNotifier, "Got 503 from Server (「TaskNotifier、「サーバから503を取得しました」)」というエラーを確認するには、次を実行します。
エージェントの技術者アプリケーションで(ZENworks Iconを右クリックし、技術者アプリケーションを選択して)、ロギングをErrors, Warning, Info, Debug (エラー、警告、情報、デバッグ)に設定する必要があります。
エージェントのログレベルを変更した後で、クイックタスクまたはシステムアップデートを割り当てます。
「TaskNotifier, "Got 503 from Server (「TaskNotifier、「サーバから503を取得しました」)」というエラー メッセージがzeus-messages.logファイル(場所: %ZENWORKS_HOME%\ZeUS\logs\)に記録されます。
「TaskNotifier, "Got 503 from Server (「TaskNotifier、「サーバから503を取得しました」)」というエラーは、デフォルト容量(10000)として接続を拒否されたサーバがほぼフルであることを示しています。
このエラーは、server.xmlファイルの「maxConnections」数と比較して、サーバに接続しているエージェント数が多い場合に発生します。デフォルトで、「maxConnections」数は10000です。
解決策:
server.xmlファイルに「maxConnections」パラメータ数を追加します。
server.xmlファイルにmaxConnections数を追加するには:
server.xmlファイルの次の行で、以下に示すようにパラメータmaxConnections="20000"を追加します。
<! -- Define a non-SSL HTTP/1.1 Connector on port 80 --> <Connector acceptCount="1000" connectionTimeout="60000" maxConnections="20000" disableUploadTimeout="true" enableLookups="false" maxHttpHeaderSize="8192" maxSpareThreads="75" maxThreads="600" minSpareThreads="25" port="80" protocol="org.apache.coyote.http11.Http11NioProtocol" redirectPort="443" />
メモ:デフォルトで、パラメータmaxConnections数は10000で、server.xmlファイルに一覧表示されません。10000で十分ではない場合、パラメータを追加し、ゾーンのエージェント数に基づいて数を増やします。この例では、maxConnections数は20000です。
ZENworksサービスを再起動します。
「novell-proxydhcp」サービスで必要とされるポート67が「dnsmasq」サービスで使用されるため、novell-proxydhcpサービスがRHEL 7.5および7.6で機能しない場合があります。
解決策: systemctl disable libvirtd.serviceコマンドを実行してから、デバイスを再起動します。
このドキュメントには、ZENworks 2017 Update 4リリースに固有の情報が含まれています。他のすべてのZENWorks 2017のマニュアルについては、ZENworks 2017マニュアルのWebサイトを参照してください。
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