デフォルトでは、システムに追加した各プライマリサーバが、その他のすべてのプライマリサーバに対するピアとして作成されます。ピア関係であることで、プライマリサーバで次のことが可能になります。
ZENworksデータベースへ直接書き込みアクセスでき、情報(インベントリ、メッセージ、およびステータス)を追加できます。
データベースからデバイスの設定情報を直接取得できます。
コンテンツ(バンドル、ポリシー、システム更新、およびパッチ)をプライマリサーバからプルできます。
ZENworksデータベースへ直接書き込みアクセスするには、JDBC*/ODBC接続が必要です。プライマリサーバがネットワーク上にあり、JDBC/ODBC接続を経由してZENworksデータベースに効率的にアクセスできない場合、そのデータベースへの直接的な書き込みアクセス権を持たない別のプライマリサーバの子になるようにそのプライマリサーバを設定できます。ただし、ネットワーク接続で許される限り、プライマリサーバ間のピア関係を保持するようにしてください。
子の関係にあるプライマリサーバは、HTTPを使用してインベントリ、メッセージ、およびステータス情報を親プライマリサーバにロールアップし、その情報を親プライマリサーバがデータベースに書き込みます。ただし、その後も子プライマリサーバはデータベースから環境設定情報を取得してデータベースにバックアップし続けます。そのため、子プライマリサーバはZENworksデータベースに直接接続する必要があります。
WANリンクを介してZENworksデータベースをプライマリサーバに接続することは、ネットワークのトラフィックを増大させるので、お勧めできません。WANリンクを介してサテライトデバイスを使用することをお勧めします。詳細については、セクション 8.2, サテライト役割の関係を参照してください。