Filr 2.0 Desktopアプリケーションは、ファイルのオンデマンド機能が導入されており、Filrサーバとワークステーション上のすべてのファイルの統合ビューや仮想ビューを提供します。ファイルのオンデマンド機能により、サーバからワークステーションにすべてのファイルをダウンロードする必要がなくなります。ファイルにアクセスして、必要なファイルのみをダウンロードできるようになりました。
これらの改善の多くは、お客様から直接ご提案いただいたものです。皆様の貴重なお時間とご意見に感謝いたします。弊社の製品が皆様のご期待に添えるよう、引き続きお力添えを賜りたく存じます。
本製品のマニュアルは、Novell WebサイトからHTML形式およびPDF形式で入手することができます。ログインしなくてもマニュアルページにアクセスできます。マニュアルを改善するためのご提案がございましたら、Novell Filr 2.0マニュアルのWebサイトに掲載されているFilr 2.0 DesktopアプリケーションのマニュアルのHTML版で、各ページの下にある[comment on this topic]をクリックしてください。
次のセクションでは、本リリースの主な機能について概説します。詳細については、Novell Filr 2.0マニュアルのWebサイトの『Novell Filr 2.0 Desktopアプリケーションクイックスタート』を参照してください。
Filr 2.0 Desktopアプリケーションは、ファイルのオンデマンド機能が導入されており、Filrサーバとワークステーション上のすべてのファイルの統合ビューや仮想ビューを提供します。ファイルのオンデマンド機能により、サーバからワークステーションにすべてのファイルをダウンロードする必要がなくなります。ファイルにアクセスするだけで、必要なファイルのみをダウンロードできるようになりました。
Filr 2.0 Desktopアプリケーションには、次のプラットフォームのサポートが含まれています。
Windows 10 (64ビット)
Macintosh OS X 10.11 (El Capitan)
次のプラットフォームがサポートされます。
Windows
Windows 10 (64ビット)
Windows 8.1 (64ビット)
Windows 8 (64ビット)
Windows 7 (32ビット/ 64ビット)
Macintosh
OS X 10.11 (EI Capitan)
OS X 10.10 (Yosemite)
次のバージョンのMacオペレーティングシステムがサポートされます。
OS X 10.11 (EI Capitan)
OS X 10.10 (Yosemite)
Filr 2.0 Desktopアプリケーションのダウンロードおよびインストールの詳細については、Novell Filr 2.0マニュアルのWebサイトの『Novell Filr 2.0 Desktopアプリケーションクイックスタート』の「Filr Desktopアプリケーションのダウンロードおよびインストール」を参照してください。
Filr 2.0 Desktopソフトウェアを使用して、次のデスクトップバージョンにアップグレードできます。
Windowsの場合
最新のホットフィックスが適用されたFilr 1.2
最新のホットフィックスが適用されたFilr 1.1
Macintoshの場合
最新のホットフィックスが適用されたFilr 1.2
次の問題は現在調査中です。
次の問題は、WindowsとMacintoshの両方のプラットフォームに当てはまります。
Filr Webクライアントでフォルダの名前を変更したが、違いが大文字小文字だけ(たとえば、marketingをMarketingに変更)である場合、この変更はFilr Desktopクライアントに同期されず、デスクトップクライアントはこのフォルダを非同期状態で表示します。
フォルダを同期状態に戻すには、Webクライアントでフォルダの名前を大文字小文字以外の変更(たとえば、MarketingをMarketing_Notesに名前変更)も加えてください。
Filr Desktopアプリケーションをインストールする際、アプリケーションのインストール先として選択したフォルダの名前に、拡張文字が含まれていてはなりません。
[共有]ダイアログで電子メールアドレスを指定する際、電子メールアドレスにアポストロフィなどの拡張文字が含まれていると、指定したユーザとその項目を共有できないことを示すエラーメッセージが表示されます。
Filr Desktopアプリケーションを使用しているときに、PagesやKeynoteなどのApple iWorkアプリケーションで作成されたドキュメントに対してコメントを付けたりファイルリンクを取得したりできません。
iWorkアプリケーションで作成されたファイルはフォルダとして保存されます。Filrはこれらのアクションのフォルダに対する実行はサポートしないため、これは技術的な制限です。
Filrファイルのストレージ場所を変更すると、コンテキストメニューおよびオーバーレイアイコンが表示されません。
解決策: デスクトップクライアントを終了して再起動します。
Microsoft Officeを使用したファイルの起動や、LibreOfficeを使用したファイルの保存など、サードパーティアプリケーションを使用すると、このファイルを含むフォルダ内の1つ以上のファイルが自動的にダウンロードされることがあります。
オンラインのSharePointネットフォルダ内にファイルまたはフォルダを作成しようとすると、ファイルまたはフォルダを作成できません。
解決策: ネットフォルダ内で少なくとも1つのファイルをオフラインにしてから、ファイルまたはフォルダを作成します。
次の問題は、Macintoshプラットフォームに当てはまります。
Filrアプリケーションファイル(Filr.app)は、デフォルトのインストール場所である/Applicationsから移動すると、正しく機能しません。
次のような場合に、オーバーレイアイコンおよびコンテキストメニューが表示されないことがあります。
Filr Desktopクライアントをアップグレードした後。
ユーザアカウント情報またはFilrのストレージ場所を編集する場合。
Mac 10.11コンピュータでFilrのマウントまたはアンマウントを行う場合。
メモ:MacコンピュータでFilrのマウントまたはアンマウントは行わないことをお勧めします。
解決策: Filr Desktopクライアントを再起動します。オーバーレイアイコンがまだ表示されない場合、次のいずれかを実行します。
[システム環境設定]を開き、[Novell Filr]>[Finder]オプションの選択を解除して、もう一度選択します。その後、Finderを再起動します。
コンピュータを再起動します。
MacコンピュータのFilr領域内のフォルダを初めてナビゲートする際、フォルダ内のファイルのリストに時間がかかることがあります。
解決策: 別のFilrフォルダをクリックしてから、このフォルダをもう一度クリックします。
MacコンピュータにFilr 2.0をインストールすると、[よく使う項目]に複数のFilrアイコンが表示されます。
解決策: 機能はすべて正常に実行されています。コンピュータからログアウトし、ログインし直します。
Macコンピュータで、フォトライブラリの作成に写真アプリケーションを使用すると、Filrの場所にライブラリを保存できません。
Mac OS X 10.11コンピュータでオンラインファイルを圧縮しようとすると、ファイルを圧縮できません。
解決策: ファイルをオフラインにしてから、ファイルを圧縮します。
.appファイルを含むフォルダをMacコンピュータで参照すると、フォルダ内のすべての.appファイルが自動的にダウンロードされます。
次の問題は、Windowsプラットフォームに当てはまります。
Windowsファイルシステムでファイルまたはフォルダのフルパスが215文字を超える場合、そのファイルまたはフォルダはFilr Desktopアプリケーションと同期しません。
フルパスには、C:\Users\username\Filr\My Files\Meeting Notesなどのように、パスのすべての文字が含まれます。
Windows 10コンピュータで、システムアラート通知が表示されません。しかし、アラートメッセージは[システムアラート]タブに表示されます。
解決策: コンピュータの再起動.
あるFilr領域から別のFilr領域に、1GBよりも大きいサイズのWindowsファイルを移動すると、「アクセスが拒否されました」というエラーが誤って表示されます。メッセージを無視し、[キャンセル]をクリックしてメッセージを閉じます。
オンラインのWindowsファイルまたはフォルダをFilrデータ領域からFilr以外のデータ領域に移動すると、ファイルまたはフォルダが移動元の領域から移動先の領域にコピーされます。
Windows 8.1コンピュータでファイルをダブルクリックして、デフォルトアプリケーションで起動しようとすると、ファイルを起動できません。たとえば、オンラインの音楽ファイルまたは動画ファイルをダブルクリックして、Xboxプレーヤーで再生しようとすると、ファイルを再生できません。
解決策: よく使われるアプリケーションを使用して、ファイルを起動します。たとえば、Windows Media Playerなどのよく使われるメディアプレーヤーを使用して、音楽ファイルまたは動画ファイルを再生します。
Microsoft Office 365ファイルおよびMicrosoft Office 2016ファイルをFilr領域で編集する場合、次のような問題が発生する可能性があります。
XLSファイルおよびPPTXファイルを保存しようとすると、~filename.pptxおよび~filename.xlsなどの一時ファイルが作成されることがあります。
Windows 10コンピュータで編集済みのファイルを保存しようとすると、ファイルが削除されます。
オフラインのファイルの属性を変更すると、属性が設定されます。しかし、ファイルの[プロパティ]ダイアログには変更が反映されません。そのため、属性をデフォルトの属性にリセットできません。たとえば、ファイルの属性を[読み込み専用]に設定しても、ファイルの[プロパティ]ダイアログでは[読み込み専用]オプションが選択されません。そのため、このファイルの属性をリセットできません。
Windowsコンピュータでは、元のファイルが削除されるため、[名前を付けて保存]オプションを使用してPDFファイルを上書きできません。
解決策: [名前を付けて保存]オプションを使用して、ファイルに新しい名前を付けて保存します。
ファイルまたはフォルダをWindows用のFilr Desktopアプリケーションの[自分が共有相手]領域のルートに移動またはコピーすると、オーバーレイステータスアイコンにそのファイルまたはフォルダが誤って同期保留中であると表示されます。[自分が共有相手]領域のルートへのファイルまたはフォルダの移動またはコピーはサポートされていないため、ファイルまたはフォルダを同期できません。同期するフォルダの詳細については『同期するフォルダ』を参照してください。
保留ステータスを解消するには、保留中のファイルまたはフォルダを[自分が共有相手]領域のルートから削除します。
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