最終更新: 2007年3月19日
この文書には、Identity Manager 3.5の既知の問題が含まれています。
追加のマニュアルについては、次を参照してください。
この項では、Identity Manager 3.5のシステム要件について説明します。
Identity Manager 3.5では、表1に一覧表示されているサーバオペレーティングシステムがサポートされています。
表1Identity Manager 3.5: サポートされるサーバオペレーティングシステム
Linux (Red HatとSLES)、NetWare、およびWindowsオペレーティングシステムの32ビットプロセッサ:
Intel* x86-32
AMD* x86-32
Linux (Red HatとSLES)、NetWare、およびWindowsオペレーティングシステムの64ビットプロセッサ:
Intel EM64T
AMD Athlon64
AMD Opteron*
Identity Manager 3.5では、以下のメタディレクトリエンジンのプラットフォームがサポートされています。
NetWare 6.5 (最新のSPおよびeDirectory™ 8.7.3または8.8.1搭載)
OES 1.0 NetWare SP2 (eDirectory 8.7.3または8.8.1等再)
Windows NT* (eDirectory 8.7.3、8.8 SP2、またはRemote Loader搭載)
Windows 2000 Server SP (eDirectory 8.7.3、8.8.1、またはRemote Loader搭載)
Windows Server 2003 SP (eDirectory 8.7.3、 8.8.1、またはRemote Loader搭載)
Red Hat Linux AS 3.0 (eDirectory 8.7.3、8.8、またはRemote Loader搭載)
Red Hat Linux AS 4.0 64ビット版(eDirectory 8.7.3、 8.8.1、またはRemote Loader搭載)
SLES 8 (eDirectory 8.7.3、またはRemote Loader搭載)
SLES 9 (eDirectory 8.7.3、8.8.1、またはRemote Loader搭載)
SLES 10 (eDirectory 8.8.1、またはRemote Loader搭載) (Xen* virtualizationは使用できません。)
OES 1.0 Linux (eDirectory 8.7.3、8.8.1、またはRemote Loader搭載)
Solaris 8 (eDirectory 8.7.3、またはRemote Loader搭載) (eDirectory 8.8.xは、Solaris 8ではサポートされていません)
Solaris 9 (eDirectory 8.7.3、8.8.1、またはRemote Loader搭載)
Solaris 10 (eDirectory 8.8.1、またはRemote Loader搭載)
AIX 5.2L (eDirectory 8.7.3、8.8.1、またはRemote Loader搭載)
AIX 5.3 (eDirectory 8.8.1、またはRemote Loader搭載) IDM 3.5は、eDirectory 8.8.2の出荷後、AIX 5.3で有効になります。
サポートの追加条件は以下のとおりです。
IDM 3.5 では、次の2つのeDirectory 8.8.xの機能がサポートされています。
マルチインスタンス
暗号化属性
IDM 3.5では、root以外のインストールメカニズムでインストールされたeDirectoryのインスタンスはサポートされていません。
Identity Manager 3.5には以下のものが必要です。これらはメディアには含まれていません。
ユーザアプリケーションには、デジタル署名とCryptovisionをサポートするためのJava 5.0.10が必要です。
NetWareでは、メタディレクトリエンジンに、TZupdaterパッチが適用されているJVM 1.4.2_06(https://support.novell.com/KanisaPlatform/Publishing/173/3980430_f.SAL_Public.htmlを参照)、またはJVM 1.4.2_13以降が必要です。
管理サーバ、iManager 2.6には、以下のプラットフォームのいずれかが必要です。
NetWare 6.5
OES 1.0 SP2 on NetWare
Windows 2000 Server SP4
Windows Server 2003
Windows XP Professional SP2 (iManagerワークステーションのみ)
Red Hat Linux AS 3.0
Red Hat Linux AS 4.0 64ビット版(eDirectory 8.8.1は64ビットのRed Hat Linux AS 4.0をサポート)
Red Hat Enterprise Linux Workstation (iManagerワークステーションのみ)
SLES 9 SP2
SLES 10 (Code 10)
SUSE® Linux 9.1 iManagerワークステーションのみ
SUSE Linux 9.3 iManagerワークステーションのみ
OES 1.0 SP2 on Linux
Solaris 9
Solaris 10
Identity Manager 3.5ではNovell® Audit 2.0.2がサポートされています。
Identity Manager (iManagerプラグインとユーザアプリケーションの両方)では、次のブラウザがサポートされています。
Internet Explorer 6 SP1
Internet Explorer 7
Firefox* 2
アプリケーションサーバでサポートされるプラットフォームは、次のとおりです。
SLES 9 SP2
SLES 9 SP2 (OES SP2に内蔵)
OES 1.0
SLES 10
Windows 2000 Server
Windows Server 2003
Solaris 10
サポートされるデータベースは以下のとおりです。
次の項では、インストールの情報、既知の問題、および使用可能な対処法について説明します。
eDirectory 8.8.1を使用している場合、Solaris 9および10でGUIのインストールが失敗する場合の対処法は以下のとおりです。
テキストベースのインストールプログラムを実行するか、
この問題の修正プログラムが含まれているeDirectory 8.8.2を使用します。
Identity Managerのインストール用のアカウントパスワードに特殊文字が使用されている場合、スキーマを拡張できないことがあります。その場合は、別のアカウントを使用するか、パスワードを変更してインストールする必要があります。
Linuxインストールディレクトリをパスにスペースが含まれている場所にコピーする場合、install.binの実行時にインストールが失敗します。ディレクトリパスにスペースを使用しないことをお勧めします。
非常にまれな状況において、パネルを再度立ち上げたときに、ユーザアプリケーションの環境設定パネルの一部のオプションに関連付けられているテキストが消えることがあります。
次の手順を実行すると、この問題が発生することがあります。
ユーザアプリケーションをインストールするためにIdmUserApp.exeを実行します。
JBOSS-MYSQLのインストールを完了し、Identity Managerのインストールを続行します。
ユーザアプリケーションの環境設定パネルで、必須の情報を入力し、[
]をクリックします。概要ウィンドウで、[
]をクリックして、前のウィンドウに戻ります。戻ったウィンドウで[
]をクリックして、パネルを再度立ち上げます。パネルが再度表示されたときに、入力フィールドが表示されないことがあります。この問題は、Dell* Optiplex* GX260 (1GBのRAM搭載)でのみ再現されています。
サイレントインストールをリモートで開始する場合、configupdateユーティリティがGUIモードで開始しようとして失敗し、Headlessexceptionメッセージが表示されます。この問題を回避するには、
-use_console true
をコマンドに追加して、configupdateスクリプトを実行します。
WARがSLES 9で配布される/usr/bin/jarのjar binaryで作成されている場合、カスタムファイルを手動でIDM.warに追加した後で、configupdate.shスクリプトが失敗します。エラーメッセージは次のとおりです。
DEBUG===WAR updating...java.util.zip.ZipException: invalid entry compressed size (expected 16176 but got 16177 bytes) at java.util.zip.ZipOutputStream.closeEntry(Unknown Source) at java.util.zip.ZipOutputStream.putNextEntry(Unknown Source)
この問題を解決または回避するには、jarの新しいバージョンを使用してWARを作成します。以下の例を参照してください。/usr/lib/java/bin/jar -cvf IDM.war *
デフォルトのJBossサーバの設定でユーザアプリケーションを起動すると、次の警告メッセージが表示されることがあります。
WARN [TomcatDeployer] Failed to setup clustering, clustering disabled. NoClassDefFoundError: org/jboss/cache/CacheException
ユーザアプリケーションのインストール中にデフォルトの設定(シングルノード)を選択した場合は、このメッセージは無視できます。このメッセージの表示元はJBoss Application Serverです。このメッセージは、Identity Managerのユーザアプリケーションではクラスタリングがサポートされていますが、アプリケーションサーバの環境設定でクラスタリングをサポートしないことを選択したことを示しています。
MySQLおよびJBoss Application Serverは、ユーザアプリケーションのインストールとは独立した手順で、別々にインストールされます。
ユーザアプリケーションのインストール手順では、MySQLもJBoss Application Serverもインストールされません。 この説明は、すべてのユーザアプリケーションのインストール手順(GUI、コンソール、サイレント)に当てはまります。ユーザアプリケーションのインストール手順には、ユーザアプリケーションをMySQLおよびJBossに設定するオプションはありません。
SSH(Secure Shell)セッションでは、MySQLおよびJBoss Application Serverのインストール手順の使用はサポートされていません。SSHセッションでMySQLおよびJBossをインストールしようとすると、次のエラーが表示されます。
Invocation of this Java Application has caused an InvocationTargetException. This application will now exit. (LAX) Stack Trace: java.awt.HeadlessException: No X11 DISPLAY variable was set, but this program performed an operation which requires it. at java.awt.GraphicsEnvironment.checkHeadless(Unknown Source) at java.awt.Window.<init>(Unknown Source) at java.awt.Frame.<init>(Unknown Source)
Windowsシステムでは、Windowsシステムが開始および停止したときに、自動的に開始および停止するように、MySQLをWindowsサービスとして実行したい場合があります。NovellのMySQLのインストールユーティリティには、このオプションはありません。一方、MySQL独自のインストール手順にはこのオプションがあります。詳細については、http://dev.mysql.com/doc/refman/5.0/en/windows-start-service.htmlを参照してください。
この項では、ユーザアプリケーションで使用するためにデータベースをセットアップするための要件について説明します。
ユーザアプリケーションには、Unicodeエンコード方式を使用するデータベース文字セットが必要です。たとえば、UTF-8はUnicodeエンコード方式を使用する文字セットですが、Latin1はUnicodeエンコード方式を使用しません。ユーザアプリケーションをインストールする前に、データベースがUnicodeエンコード方式がある文字セットで設定されていることを確認してください。
MySQLサーバをインストールします。オプションで、UTF-8の文字セットをサーバ全体に設定します。
データベースを作成し、文字セットを設定します。mysql環境設定ファイルを編集します(Windowsではmy.ini、Linuxではmy.cnf)。次の値を設定します。
character_set_server=utf8default-table-type=innodb
MySQLサーバにログインするユーザを作成し、そのユーザに権限を与えます。たとえば次のようにします。
GRANT ALL PRIVILEGES ON <dbname.>* TO <username>@ <host> IDENTIFIED BY ‘ password’
最小の権限のセットは、CREATE、INDEX、INSERT、UPDATE、DELETE、およびLOCK TABLESです。GRANTコマンドのマニュアルについては、http://www.mysql.org/doc/refman/5.0/en/grant.htmlを参照してください。
多くのユーザが同時にワークフロー操作を実行する場合は、データベースのパフォーマンスを向上するために、MySQLの環境設定の次の値を増やすことを検討してください。
UIの文字が正しく表示されない場合、データベースでUTF-8文字セットがサポートされていることを確認してください。
MySQLデータベースの文字セットを確認するには、次の手順に従います。
MySQLサーバに対してMySQL Administratorを実行します。
の順に選択します。
デフォルトの文字セットがutf8であるかどうか確認します。
文字セットがutf8でない場合は、MySQLの環境設定ファイルを編集します(Windowsではmy.ini、Linuxではmy.cnf)。次の値を設定します。
character_set_server=utf8default-table-type=innodb
『Identity Manager 3.5のインストールガイド』の「ユーザアプリケーションのインストール」に記載されているデータベース文字セットの設定に関する説明も参照してください。
Oracleサーバを作成し、AL32UTF8を使用して、Unicodeエンコード方式の文字セットを指定します。(AL32UTF8を参照してください)。
ユーザを作成します。(これにより、自動的にデータベースが作成されます)。SQL Plusユーティリティを使用して、次のステートメントを生成します。これらのステートメントにより、ユーザが作成され、ユーザの権限が設定されます。次を参照してください。
CREATE USER idmuser IDENTIFIED BY password
GRANT CONNECT, RESOURCE to idmuser
ユーザに次の権限を与えます。
MS SQL Serverをインストールします。
サーバに接続し、データベースとデータベースユーザを作成するアプリケーションを開きます(通常は、SQL Server Management Studioアプリケーション)。
データベースを作成します。
SQL Serverでは、データベースの文字セットの選択はできません。IDMユーザアプリケーションは、SQL Serverの文字データをNCHAR、NVARCHAR、またはNTEXTのカラムタイプに格納します。これらのカラムでは、UTF-8がサポートされています。
ログインを作成します。
ログインをデータベースのユーザとして追加します。
ログインに次の権限を与えます。CREATE TABLE、CREATE INDEX、SELECT、INSERT、UPDATE、およびDELETE。
この項では、ユーザアプリケーションインタフェースの問題と対処法について説明します。
ユーザを「利用可能」に設定しようとすると、Team Managerでセキュリティ例外が発生することがあります。これは、Team ManagerではなくAdministratorによって作成された既存の割り当てを委任するときに発生します。そして、Team ManagerはChange Status of 'Available for All Requestsを使用して、チームメンバーを「利用可能」に設定しようと試みます。
この問題に対処するには、Team ManagerでそれぞれのTeam Availability設定を個々に削除する必要があります。このようにすることで、ドロップダウンオプションを使用したかのように、1つずつ削除できます。
次のエラーが表示される場合に
2007-01-19 14:08:17,805 ERROR [org.hibernate.util.JDBCExceptionReporter:error]Duplicate entry 'Welcome_IdentityMgrIntroMessagePortlet' for key 12007-01-19 14:08:17,811 ERROR
必要な操作はブラウザのリフレッシュだけです。このエラーは、2人以上のユーザが新たに起動したサーバに対して、同じページまたはポートレットを同時にリクエストしているような競合状態のときに、まれに発生します。ポートレットはそのポートレットに対する初期リクエストの間に登録されます。そのため、複数のリクエストが同時に発生する場合、ポータルのフレームワークが複数の登録を実行しようとし、上記の重複データエラーが発生します。
複数値の属性に対して、否定的な検索(
など)を実行する場合、値のいずれかが条件に一致しているオブジェクトではなく、オブジェクトの値のいずれも一致しないオブジェクトのみが返されます。たとえば、数字203を含まない電話番号を持っているユーザの検索を実行するとします。ユーザ1が電話番号を2つ持っていて、1つの番号に203が含まれている場合、ユーザ1は検索結果の一部として返されません。複数値の属性に対して、肯定的な検索( または など)を実行する場合、その属性の値のいずれかが条件に一致するオブジェクトが返されます。たとえば、電話番号に203を含むユーザの検索ではユーザ1が返されます。[
]タブを使用して、iManagerにユーザの家の住所を入力した場合、ユーザアプリケーションでは、このアドレスが余分な文字(区切り文字)を含んでいるアドレスとして認識されます。これは既知のの問題です。 現在、Identity Manager 3.5のユーザアプリケーションでは、Postal Address Syntax (0.9.2342.19200300.100.1.39)はサポートされていません。リソース要求を匿名で送信する場合、サーバで例外が発生することがあります。例外は、ユーザが承認者としてログインしている場合に発生することがあります。[マイタスク]を選択すると、サーバに次の例外が発生することがあります。
08:04:32,640 INFO [LogEvent] [Workflow_Started] Initiated by GUEST_UID, Process ID: 9660c86d60b846e8b53437e538d84008, Process Name: cn=AnonymousCreat eNewUser,cn=RequestDefs,cn=AppConfig,cn=Pamela20070130,cn=testdrivers,o=novell, Activity: start, Recipient: GUEST_UID, Secondary User: null 08:04:33,109 INFO [LogEvent] [Workflow_Forwarded] Initiated by System, Process ID: 9660c86d60b846e8b53437e538d84008, Process Name: cn=AnonymousCreate NewUser,cn=RequestDefs,cn=AppConfig,cn=Pamela20070130,cn=testdrivers,o=novell, Activity: start, Recipient: GUEST_UID 08:05:02,468 ERROR [VirtualDataAccess] Ldap error getting attributes for object: GUEST_UID. Error: javax.naming.InvalidNameException: GUEST_UID: [LDAP : error code 34 - Invalid DN Syntax]; remaining name 'GUEST_UID' javax.naming.InvalidNameException: GUEST_UID: [LDAP: error code 34 - Invalid DN Syntax]; remaining name 'GUEST_UID'...
ゲストアカウントを作成する場合は、このエラーを発生させることはできません。
eDirectoryでは下線付き文字は空白として扱われます。eDirectoryでは、送信された検索文字列の先頭と最後の空白が切り取られます。そのため、ユーザ'jmiller'は、ユーザ名' jmiller ' 、'_jmiller' 、'jmiller_' または '______jmiller______'としてログインすることができます。これはeDirectoryの動作であり、Identity Managerの問題ではありません。この件については、https://support.novell.com/KanisaPlatform/Publishing/463/3656313_f.SAL_Public.htmlを参照してください。
複数値の属性または属性の説明でコロン(:)を使用すると、オブジェクトの更新時にLDAPエラーが発生します。Identity Managerのユーザアプリケーションは、複数値の属性の値をアンパックするときに、コロンをセパレータとして使用します。対処法としては、複数値の属性およびその説明を指定するときに、コロンの使用を避けます。
ユーザアプリケーションにユーザなどのエンティティを作成し、名前にバックスラッシュを含める場合、full dn内でバックスラッシュが増えます。例、myusername\がmysusername\\\となります。
対処法としては、エンティティ名内でのバックスラッシュの使用を避けます。
ユーザアプリケーションで、Mozilla系ブラウザ(Firefox、Netscape*、またはMozilla*)を使用してユーザAとしてログインし、次に、同じ種類のブラウザの別のブラウザインスタンスを開いてユーザBとしてログインした場合、1つ目のブラウザインスタンスに戻ると、ユーザBの情報が表示されます。これは、両方のブラウザインスタンスで同じCookieを共有してるため、2つ目を開いたときにCookieの内容が上書きされるためです。この問題はMozilla系ブラウザでのみ発生します。Internet Explorerでは発生しません。
Firefoxを使用している場合、[組織図]ページでHTMLエディタを使用しているときに、切り取り操作、貼り付け操作、またはコピー操作を行うと、例外が発生する場合があります。Mozillaではセキュリティ上の理由により、スクリプトからクリップボードにアクセスすることができません。そのため、Firefoxでは、[切り取り]、[コピー]、[貼り付け]の各ボタンは無効になっています。
Firefoxでは、[ツール]メニューの[拡張機能]をクリックし、拡張機能ダウンロード用Webサイトを開いて、AllowClipboard Helperという拡張機能をダウンロードできます。
ダウンロードすると、
メニューに[ ]というコマンドが表示されます。このコマンドをクリックして[AllowClipboard Helper]ウィンドウを開き、クリップボードの使用権限を付与したいサーバのアドレスを指定し、[
]をクリックします。サーバは、必要なだけ追加できます。すべてのFirefoxのブラウザを閉じてから、Firefoxを再起動します。これで、Firefoxで切り取り/コピー/貼り付けの各操作を実行できるようになります。ユーザアプリケーションでは、iManagerと同じ文字がサポートされています。特殊文字のエスケープの詳細については、iManagerのマニュアルの「特殊文字」を参照してください。
あるユーザがユーザアプリケーションにログインした後、ブックマークまたは履歴を使ってログインポートレットまたはログインページをロードし、再度ログインしようとした場合、2回目のログインでは、新しいポータルセッションが正しく確立されません。そのため、2回目のログインが失敗する場合があります。この問題に対処するには、ログインする前には常にログアウトリンクを使用してください。
この項では、ユーザアプリケーションの管理に関する問題と対処法について説明します。
クラスタ内のサーバがダウンしているときに、ハートビート間隔およびファクタに変更を加えると、そのサーバのワークフローエンジンが開始後の早い時期にタイムアウトになることがあります。そのクラスタ内のすべてのサーバを再起動すると、この問題は解決できます。
configupdateユーティリティの[詳細オプション]パネルを使用して、デフォルトの設定をカスタマイズしている場合、[OK]をクリックする前に[詳細オプションを隠す]をクリックすると、その設定は保存されません。このバグに対処するには、[詳細オプションを隠す]をクリックしないで[OK]をクリックします。
configupdateユーティリティでプロビジョニングアプリケーションのドライバの名前を入力する場合、オブジェクトの名前を指定する際に大文字と小文字を間違って入力することができます。大文字と小文字を正しく使用して名前を指定するようにするには、入力フィールドの右側にある[参照]ボタンをクリックし、プロビジョニングアプリケーションのドライバを検索して、選択します。
Linuxではプロセスごとに1024ファイルを開くことができますが、ユーザアプリケーションではそれ以上のファイルが必要なことがよくあります。Too Many Open Filesエラーが表示されないようにするために、開けるファイルの数を4096に増やすことをお勧めします。
開けるファイルの数を増やすには、ulimitコマンドを使用します。root以外のユーザの場合、ulimitコマンドの使用には制限がありますが、ulimitコマンドを使用して、root以外のユーザが開けるファイルの数を4096に増やす方法の例を次に示します。
rootとしてログインします。
ファイル/etc/security/limits.confを編集します。ユーザ名smithにエントリを追加し、nofileの値を4096まで認めます。
smith hard nofile 4096
ユーザsmithとしてログインし、ulimit -nコマンドに4096を渡します。引数を設定しないでこのコマンドを再度発行して、現在の値を確認することができます。
smith@myhost:~> ulimit -n 4096smith@myhost:~> ulimit -n
新しい値が常に使用されるように、ユーザ環境にulimitを指定するか、start-jbossスクリプトを指定することができます。
IDM Version 3.5のユーザアプリケーション内のGroupWiseポートレットは、Access Manager Version 3.0のLinuxバージョンでは動作しません。これは既知のバグです。IDM Version 3.5のユーザアプリケーション内のGroupWiseポートレットは、Access Manager Version 3.0のNewWareベースのバージョンの暫定リリース1では動作します。
ユーザアプリケーションで、管理者が[ログの変更が正常に更新されましたと表示されます。このメッセージは、Novell Auditへのログが有効になっていないことを示し、問題の原因を説明するものである必要があります。
]タブのログページで[ ]を選択していて、Auditサーバが稼動していない場合、紛らわしいメッセージが表示されることがあります。Auditサーバが稼動していない場合、ユーザアプリケーションではAuditキャッシュを検出できません。これは、Novell Auditへのログが有効ではなく、リクエストの送信後もチェックボックスが(予想どおり)オフのままであることを意味します。一方、ページの上部に表示されるメッセージには、プロビジョニング管理者が、シングルフロープロビジョニングメンバー戦略で定義されたワークフローを使用して、グループのためにチームリソースをリクエストする場合、プロビジョニング管理者は[チームリクエスト]ページでリクエストのステータスを確認できません。これは、[チームリクエスト]ページでは、グループではなく、個々のチームメンバーの選択のみ許可されているためです。
この問題に対処するために、検索条件を使用して、[チームリクエスト]ページに対するリクエストをフィルタすることができます。たとえば、管理者がイニシエータであるリクエストを検索することができ、期間やリクエストのカテゴリを指定することもできます。
テンプレートのデフォルトが変更されていない定義テンプレートを使用して作成されたリクエスト定義のために、ゲストユーザを使用して送信されたリクエストには通知が送信されないことがあります。このエラーはアプリケーションサーバのコンソールにログされます。
リクエストテンプレートのデフォルトの動作では、完了の通知がリクエストのイニシエータに送信されます。GUEST UIDを使用しており、それがゲストアカウントに関連付けられていない場合が、電子メールアドレスの評価が失敗します。その結果、電子メールは送信されず、エラーがアプリケーションサーバのコンソールにログされます。
通知のセットアップを完了するには、次のいずれかの操作を行います。
GUEST UIDとアカウントを関連付けます。詳細については、『Identity Manager 3.5ユーザアプリケーション: 管理ガイド』の「ユーザアプリケーションへの匿名またはゲストアクセスを有効にする」を参照してください。
GUEST UIDにリクエストの送信を許可する予定の場合は、リクエストフォームに入力フォームフィールドを追加して、このフィールドに確認メッセージが送信される電子メールアドレスを指定することができます。確認の電子メールアドレスをフローデータのドキュメントに保存します。保存した電子メールアドレスをTOマッピングに使用するために、操作終了メールを変更します。
または、リクエスト定義の通知をオフにします。
ネットワークファイルポートレットのNoClassDefFoundErrorは、ポートレットがnjclv2rアーカイブファイルを検出できなかったことを示しています。この問題を解決するには、次の手順に従います。
該当するnovell-njcl-devel-2006.02.22-.....ファイルをhttp://developer.novell.com/wiki/index.php/Njclcからシステムにコピーします。
njcl.jarアーカイブファイルをユーザアプリケーションのWebアーカイブ(WAR)ファイル内の(WEB-INF/libディレクトリに追加します。WEB-INF/libは、JBoss Application Serverの展開ディレクトリにあります。このディレクトリは通常jboss/server/APP_NAME/deployです。
プロキシでワークフローを開始するには、以下のすべてが真である必要があります。
プロキシがあるユーザは、ユーザアプリケーション管理者でもある必要があります。
ユーザアプリケーション管理者には、ワークフローを使用する権限がある必要があります。
ユーザアプリケーション管理者には、イニシエータになる人のプロキシを保持している必要があります。
ユーザアプリケーションのドライバパラメータ[
]が[ ]に設定されている必要があります。通常どおり、プロキシのワークフローだけではなく、ユーザアプリケーションのすべての作業を行うには、ユーザアプリケーションドライバ内のユーザはユーザアプリケーション管理者である必要があります。
セキュリティのため、管理者やLDAPゲストのアカウントは、意図する役割を果たすために必要な最小の権限セットに制限することをお勧めします。ユーザアプリケーションで次の役割を(インストール中、またはインストール後にconfigupdateユーティリティを使用して)割り当てるときに、次の各ユーザに対して別々の物理識別ボールトのユーザアカウントを指定します。
LDAP管理者
LDAPゲスト(使用する場合)
ユーザアプリケーション管理者
プロビジョニングアプリケーション管理者
configupdateユーティリティの[ファイル参照]ボタンをクリックすると、Windows XP SP2でJVMがクラッシュすることがあります。この問題に対処するには、[ファイル参照]ボタンを使用せずに、ファイルのフルパス名を入力します。
ネットワークファイルのアクセサリポートレットに、ShortcutsUseFullyQualifiedPathが新しい環境設定として追加されています。「True」の場合、ショートカット環境設定で指定するショートカットには、完全修飾パスが必要になります。「False」の場合、ショートカット環境設定で指定するショートカットには、InitialDirectoryへの相対パスが必要になります。ユーザをパス内のサブディレクトリにのみ移動させる場合は、「False」を選択します。
NetStorageセッションを終了して、使用したファイルへのアクセスを閉じるには、NetStorage Webインタフェースの[ログアウト]ボタンをクリックします。
以下の証明書に関する情報は、GroupWise® Mail、Mail/Calendar、およびWebアクセスの各ポートレットに当てはまります。
証明書は実行中のJVMにインストールする必要があります。インストールしない場合、HTTPクライアントが接続を試みたときに、信頼された証明書ではなく、SSL例外が表示されます。
ユーザ認証を機能させるためには、以下の順番で操作を行う必要があります。
ブラウザから、GroupWiseサーバにログインします。
右下隅にあるロックアイコンをダブルクリックします。
[
]タブをクリックして、[ ]>[ ]の順にクリックします。を選択して、[ ]をクリックします。
ファイルの名前を指定します。 [
]をクリックして、[ ]をクリックします。使用しているjre/binに移動して、次のコマンドを入力します。keytool -import -trustcacerts -file drive:\folder\ cert_file_name - keystore ../lib/security/cacerts
GroupWise WebAccessに接続するために使用されるURLは、ポートレットの /servlet/webaccに対してコールが行われます。これは、commons-HTTPクライアントからのSSL経由で行われます。
環境設定値で指定する必要があります。このURLを使用して、ユーザを認証するために有効なログイン時には、 /servlet/webaccからUser.context=kjshgfdgjsgdfが返されます(ここで、kjshgfdgjsgdfはGroupWiseセッションの値です)。 これは、後の使用とURLレンダリングのためにUsersPortletSessionに配置されます。
GroupWiseでは、このリクエストに対してcookiesも発行されます。そのため、ポートレットがそのcookiesをプルし、それらの値をPortletSessionに配置します。
doViewリクエストがポートレットに対して行われるときは常に、そのポートレットはcookiesをポートレットのレスポンスにプッシュする必要があります。そのポートレットサイトのドメインは、GroupWise /servletと一致する必要があります。一致しない場合、クロスドメインブラウザの問題が発生します。これはcookiesに対するセキュリティ制限です。
ユーザがWebアクセスのためのユーザとパスワードをセットアップしていない場合、プロンプトが表示され、設定を自分の環境設定内に保持することが許可されます。
この項では、ユーザアプリケーションのパフォーマンス問題、対処法、および推奨事項について説明します。
iManagerワークフロー管理プラグイン内のワークフロークエリより返される結果の数の制限を変更することができます。次のSOAPエンドポイントの設定は、1000行に制限されています。
getAllProcesses()、getProcesses(String、long、T_Operator、String、String)、getProcessesByApprovalStatus(T_ApprovalStatus)、getProcessesByCreationInterval(long、long)、getProcessesByCreationTime(long、T_Operator)、getProcessesById(String)、getProcessesByInitiator(String)、getProcessesByRecipient(String)、getProcessesByStatus(T_ProcessStatus)
これらのメソッドの多くは、iManagerワークフロー管理関数で使用されます。
この設定を変更するには、次の手順に従います。
IDMProv.warを開きます。
IDMfw.jarからWorkflowService-Conf/config.xmlファイルを抽出します。
WorkflowService/SOAP-End-Points-Process-Query-MaxRowsプロパティの値を1000から新しい設定値に変更します。
<property>
<key>WorkflowService/SOAP-End-Points-Process-Query-MaxRows</key>
<value>1000</value>
</property>
JARとWARにあるファイルを置き換えて、再度展開します。
デフォルトでは、検索のサイズは無制限です。検索のサイズ(エントリ数)と時間(秒数)を制御することをお勧めします。制御するには、次のいずれかの設定を調整します。
eDirectory: iManagerを使用して、TimeLimitおよびsearchSizeLimit ldapServerオブジェクト属性の検索を変更します。デフォルトでは、これらの属性の値は0(制限なし)に設定されています。これらの設定は、DALの設定より優先されます。ldapServerオブジェクトは通常、組織root内にあります(例、foo,o=novell)。
DAL/VDX: DALエディタを使用して、DALエンティティ定義のサイズと時間の制限を設定します。ここで設定する制限で、既存のeDirectoryの制限を限定することはできますが、拡大することはできません。たとえば、eDirectory内のエントリの制限が100になっている場合、その数をDAL内で増やすことはできません。ただし、100から減らすことはできます。DALのデフォルトのサイズと時間の制限は0(制限なし)で、eDirectoryの設定が優先されます。
Searchlist portlet: このポートレットの結果制限の環境設定を設定します。値が0(デフォルト)の場合、DALの値が優先されます。
ParamList portlet: このポートレットの結果制限の環境設定を設定します。値が0(デフォルト)の場合、DALの値が優先されます。
この項では、Identity Managerのローカライズに関する既知の問題について説明します。
WindowsのGroupWise MailクライアントおよびOutlookクライアントには、HTMLのmailto: コマンドで指定されている件名を表示するときに既知のバグがあります。このバグが表面化するのは、ブラウザで中国語や日本語などの2バイト文字セット言語を使用している場合です。
この場合、[詳細]ページから識別情報を送信する際に、件名の行に無効な文字が表示されます。これは、これらの電子メールクライアントでは、2バイト文字が正しくエスケープ解除されないためです。
入力文字および出力文字のエンコード方式を、入力元または出力先のアプリケーションで使用されるエンコード方式と一致させる必要があります。選択された出力先で表示できない文字は、疑問符(?)に変換されます。
ローカライズされたオペレーティングシステム環境で(LDAPの設定を行うために)ユーザアプリケーション環境設定ツールを実行した場合、すべてのテキスト入力ボックス内の文字は正しく表示されます。たとえば、eDirectory内に中国語の識別名がある場合や、中国語文字を入力した場合、それらの文字は、中国語のオペレーティングシステム環境で正しく表示されます。一方、英語のオペレーティングシステム環境では、入力した中国語文字やeDirectoryから返された中国語文字は、文字化けします(多くの場合、四角形の記号で表示されます)。これは、ロケールが正しく設定されていないからです。
英語版オペレーティングシステム環境でローカライズ先言語文字を表示するには、次の手順を実行します。
Windows 2000環境: コントロールパネルを開いて[地域のオプション]アイコンをクリックします。[全般]タブの[
]ボックスの一覧で、自国の言語(例: [中国語(中国)])を選択します。Windows 2003環境: コントロールパネルを開いて[地域のオプション]アイコンをクリックします。[地域のオプション]タブで自国の言語(例: [
])を選択し、変更内容を適用します。SUSE Linux環境: 環境変数LANGを次のように設定します。export LANG=zh_CN)
同じ基本的な手順が、すべての言語に当てはまります。
2バイト文字セット言語(中国語や日本語など)が含まれている電子メールをIdentity Managerから送信する場合、電子メールクライアントでそれらの文字が正しく表示されないことがあります。この問題が発生した場合は、Novellテクニカルサポートにお問い合わせください。
この項では、ユーザアプリケーションドライバの問題、対処法、および推奨事項について説明します。
ユーザアプリケーションドライバ名に丸括弧が含まれている場合、検索を行うと次のようなエラーが発生します。
Error: javax.naming.directory.InvalidSearchFilterException: Unbalanced parenthesis;
ドライバ名に丸括弧は使用しないでください。検索では、ユーザアプリケーションドライバ名の丸括弧は、区切り文字として解釈されます。
アプリケーションサーバがダウンし、アクティブになっているユーザアプリケーションドライバを再起動する場合、アクティベーションキーがドライバにロードされているとしても、ドライバのアクティベーションステータスにアクティベーションが必要であると表示されることがあります。 これは既知のの問題です。 この問題を回避または解決するには、ユーザアプリケーションサーバが起動し使用可能になった後で、ユーザアプリケーションドライバを起動します。
ユーザアプリケーションドライバでは、起動時にワークフロー属性のリストが参照されます。新しいプロビジョニング要求定義を作成し、すぐにスキーママッピングポリシーを作成しようとした場合、アプリケーションスキーマをリフレッシュした後は、その新しいプロビジョニング要求定義に対する属性が、アプリケーション属性のリストに表示されません。これは、ユーザアプリケーションドライバを再起動してからでないと、新しいプロビジョニング要求定義が有効にならないからです。新しいプロビジョニング要求定義を作成した後、そのプロビジョニング要求定義をポリシーの中で使用するには、ユーザアプリケーションドライバを停止してから再起動します。 あるいは、スキーママッピングポリシーエディタで、アプリケーションスキーマを2度リフレッシュします。
この項では、JBoss Application Serverの問題と対処法について説明します。
Windows 2003では、バッチファイル内のリマークに従いstart-jboss.batファイルのJAVA_OPTSを非コメント化すると、スタートアップでその変更が無視されます。この設定が機能させるには、run.batファイルのJAVA_OPTS設定を編集します。
ユーザアプリケーションにロギングするときに、JBossコンソールに次のエラーが表示されることがあります。
13:33:56,410 ERROR [STDERR] Dec 4, 2006 1:33:56 PM
com.metaparadigm.jsonrpc.Bean
Serializer analyzeBean
INFO: analyzing com.novell.ajax.juice.AjaxServiceResult
このエラーは無視してください。これは、Identity Managerで使用されるサードパーティコンポーネントであるSystem.err.printlnが不必要にJSONSerializerクラスで実施されるために発生します。
JBossコンソールに次のエラーが表示されることがあります。
INFO [STDOUT] Initialize Novell Audit...
ERROR [STDERR] Error writing to NAudit Log file:
/var/opt/novell/naudit/nproduct.log (No such file or directory)
[jlogevent]: Using primary Secure Log Server 164.99.26.214.
このエラーを解決または回避し、Linux/UNIX環境にあるNovellAudit (またはSentinel*)サーバにイベントをログするには、次の手順に従います。
パス/var/opt/novell/naudit/を作成し、Identity Managerユーザアプリケーションを実行するユーザに書き込み権限を与えます。
/etc/logevent.confに次のようにエントリを追加します。
LogCachePort=<n> (ここで、n > 1000)
たとえば、LogCachePort=1234
JBoss 4.0.5 GAに含まれているJGroups (Version 2.2.7)のバージョンには問題があり、クラスタ化環境でパフォーマンスの問題が発生することがあります。この問題の詳細については、Deadlock - JBoss.org JIRAを参照してください。この問題は、JGroups 2.4では解決されています。 JGRP-292で説明されている問題を回避するには、JGroups 2.4以降にアップグレードすることをお勧めします。
JGroups 2.4.xにアップグレードする前(またはJBossインストール内のその他のコンポーネントをアップグレードする前)には、 JBoss Application Server、JBossCache、およびJGroups Compatibility Matrix で提供されている互換性リストを確認してください。
JGroupsのダウンロードおよび情報については、JGroups - The JGroups Projectを参照してください。
ユーザアプリケーションをクラスタで実行中に、java.util.NoSuchElementException例外が発生することがあります。この例外はJBossの既知の問題で、後からリリースされたものでは修正されています。詳細については、JBossCacheManager.findLocalSessionsの同時並行性の問題を参照してください。
この問題で発生するスタックトレースの例を示します。
2007-02-06 14:23:58,231 ERROR[org.jboss.web.tomcat.tc5.session.JBossCacheManager:processExpires]processExpires: failed with exception: java.util.NoSuchElementExceptionjava.util.NoSuchElementException atEDU.oswego.cs.dl.util.concurrent.ConcurrentHashMap$HashIterator.next(ConcurrentHashMap.java:1131) at java.util.AbstractCollection.toArray(AbstractCollection.java:176) atorg.jboss.web.tomcat.tc5.session.JBossCacheManager.findLocalSessions(JBossCacheManager.java:851) atorg.jboss.web.tomcat.tc5.session.JBossCacheManager.processExpires(JBossCacheManager.java:1188) atorg.jboss.web.tomcat.tc5.session.JBossManager.backgroundProcess(JBossManager.java:817) atorg.apache.catalina.core.ContainerBase.backgroundProcess(ContainerBase.java:1284) atorg.apache.catalina.core.ContainerBase$ContainerBackgroundProcessor.processChildren(ContainerBase.java:1569) atorg.apache.catalina.core.ContainerBase$ContainerBackgroundProcessor.processChildren(ContainerBase.java:1578) atorg.apache.catalina.core.ContainerBase$ContainerBackgroundProcessor.processChildren(ContainerBase.java:1578) atorg.apache.catalina.core.ContainerBase$ContainerBackgroundProcessor.run(ContainerBase.java:1558) at java.lang.Thread.run(Thread.java:595)
デフォルトでは、ユーザアプリケーションの文字エンコードフィルタは、ユーザアプリケーションのweb.xml ファイル内で有効になるように設定されています。この設定では通常、特別な環境設定を行う必要はありません。ただし、URIのエンコード方式にTomcatを設定している場合は、環境設定を変更する必要があります。Tomcatのhttp/httpsコネクタに対する環境設定の中で、文字セットのエンコード設定とフィルタ設定に影響を及ぼす属性は、URIEncodingとuseBodyEncodingForURIの2つです。
このエントリで、URLをデコードする%xxに続く、URIバイトのデコードに使われる文字エンコード方式を指定します。この属性を指定しなかった場合、ISO-8859-1が使用されます。これを使用するためには、HTTPコネクタとHTTPSコネクタの両方が同じ設定になっている必要があります。Charsetエンコードフィルタは、uri-encoding initパラメータが含まれるように変更する必要があります。このパラメータの値は、Tomcatのコネクタ設定内のURIEncoding属性の値と同じにする必要があります。
<filter> <filter-name>AggregationServletEncFilter</filter-name> <display-name>AggregationServletEncFilter</display-name>
<filter-class>com.novell.afw.portal.l18n.CharacterEncodingFilter</filter-class> <init-param> <param-name>uri-encoding</param-name> <param-value>UTF-8</param-value> </init-param> </filter>
このエントリで、URIEncodingを使用する代わりに、contentTypeで指定されたエンコード方式をURIクエリパラメータに対して使用すべきかどうかを指定します。この設定は、Tomcat 4.1.xとの互換性を確保するためにあり、エンコード方式は、contentTypeで指定するか、または、URLのパラメータに対するRequest.setCharacterEncodingメソッドを使用して明示的に指定します。デフォルト値は「false」です。
useBodyEncodingForURIが「True」に設定されている場合、フィルタ設定には、use-body-encoding init パラメータを含める必要があります。次に例を示します。
<filter> <filter-name>AggregationServletEncFilter</filter-name> <display-name>AggregationServletEncFilter</display-name> <filter-class>com.novell.afw.portal.l18n.CharacterEncodingFilter</filter-class> <init-param> <param-name>use-body-encoding</param-name> <param-value>true</param-value> </init-param> </filter>
詳細については、Tomcatのコネクタの環境設定情報に関するWebサイトを参照してください。
ユーザアプリケーションを展開ステージなどに頻繁に再展開すると、次のエラーが表示されることがあります。
11:32:20,194 ERROR [[PortalAggregator]] Servlet.service() for servletPortalAggregator threw exceptionjava.lang.OutOfMemoryError: PermGen space
このエラーを回避するには、次のいずれかの操作を行います。
JBossサーバを再起動する
-XX:MaxPermSize (for example -XX:MaxpermSize=128m)をstart-jbossスクリプト内のJAVA_OPTSを使用してJava仮想マシンに渡して、PermSpaceの値を増やす
ユーザアプリケーションがイベントをNovell Auditに送信するように設定されている場合、JBossサーバの起動後にJBossのコンソールに次のようなメッセージが表示されることがあります。
03:53:08,625 INFO [STDOUT] CACHE ERROR>java.net.SocketTimeoutException: Read timed out03:53:08,625 INFO [STDOUT] CACHE ERROR> at java.net.SocketInputStream.socketRead0(Native Method)03:53:08,625 INFO [STDOUT] CACHE ERROR> at java.net.SocketInputStream.read(SocketInputStream.java:129)
03:53:08,625 INFO [STDOUT] CACHE ERROR> at java.io.BufferedInputStream.fill(BufferedInputStream.java:218) 03:53:08,640 INFO [STDOUT] CACHE ERROR> at java.io.BufferedInputStream.read(BufferedInputStream.java:235)03:53:08,640 INFO [STDOUT] CACHE ERROR> at java.io.DataInputStream.readInt(DataInputStream.java:353)03:53:08,640 INFO [STDOUT] CACHE ERROR> at com.novell.naudit.lcache.ClientConnection.run(Unknown Source)
これらのメッセージは、Novell Auditのログには影響を与えません。これらは無視できます。
この項では、iManagerの問題と対処法について説明します。
iManager、特にPolicy Builderを使用しているときに、Internet Explorer 7から頻繁にクリップボードへのアクセスのプロンプトが表示されます。このプロンプトを無効にするには、次の手順に従います。
[
]>[ ]の順にクリックします。[
]タブをクリックして、[ ]をクリックします。[
]>[ ]を探し、[ ]をオンにします。Internet Explorerを再起動すると、プロンプトが停止します。
この問題を解決するには、NMAS® 2.3.9にアップグレードしてください。
NDS to NDS間ドライバ証明書ウィザードを使用する場合、iManagerのCertificate Serverプラグインをダウンロードしてインストールする必要があります。
Identity Manager 3.5プラグインおよびMobile iManager 2.6を使用するときに、特定のIdentity Managerタスクを選択すると、iManagerが突然終了することがあります。この問題は、Mobile iManager on Linuxに組み込まれているMozillaブラウザのJavascript*ハンドラのエラーが原因で発生します。
対処するには、次の手順に従います。
Mobile iManagerを起動して、最小化します。
サポートされているブラウザを開いて、次のiManagerのアドレスにアクセスします。http://localhost:48080/nps/iManager.html。
この項では、パスワード管理の問題、対処法、および推奨事項について説明します。
Identity Manager 3.5に含まれているユーザアプリケーションでは、多言語チャレンジセットの全面的な使用がサポートされています。この機能はiManagerでパスワードポリシーを設定することで設定できます。
Novell Client™ 4.9.1以前のバージョン、またはPassword Management for Novell eDirectoryを使用している場合は、この多言語機能はサポートされていません。チャレンジセットを複数の言語で定義している場合は、パスワードポリシーをユーザに割り当てないでください。たとえば、フランス語にチャレンジセットを定義することはできますが、フランス語とドイツ語に定義することはできません。
自己署名付き証明書およびexternal forgot password management WARをJBossで使用すると、次の例外が表示されることがあります。
java.lang.RuntimeException: javax.net.ssl.SSLHandshakeException: sun.security.validator.ValidatorException: PKIX path building failed: sun.security.provider.certpath.SunCertPathBuilderException: unable to find valid certification path to requested target.
これは、external forgot password management WARにより、ユーザアプリケーションで実行中のWebサービスがSSL経由でコールされたときに発生します(これは、configupdateユーティリティ内で "Forgot Password Return Link" フィールドとして定義されています)。上記のエラーは、サーバの証明書が認証局による信頼を得ておらず、サーバの信頼された証明書がトラステッドストアにインポートされていない場合に発生します。
この問題に対処するには、ユーザアプリケーションを実行しているJBoss SSLサーバから信頼された証明書を取得する必要があります。次に、JBossがexternal forgot password management WARを実行しているJREのcacertsにその証明書をインポートします。
使用するコマンドは次のようなものです。
keytool -import -file trusted_cert_from_ua_server.cer -keystore cacerts -storepass changeit -alias extpwd_certs
パスワードポリシーは継承できません。ユーザアプリケーションの管理者は、ユーザが作成されたコンテナに明示的にパスワードポリシーを適用する必要があります。適用できない場合、このエラーが発生します。
無効なSPM(Secure Password Manager)リクエスト問題が解決しない場合は、システム管理者に問い合わせてください。
パスワードまたはチャレンジレスポンスのヒントを変更するためにログインした後で、ユーザがリダイレクトされると、そのユーザはポータルのURLを入力して、次のログイン時まで認証の確認をバイパスすることができます。
ユーザセッション内の機密データ(シングルログインのログインパスワードなど)は、このリリースでは暗号化されません。そのため、機密データがネットワークスニファに見られる可能性があります。ユーザセッションに一時的に格納されていて、クラスタ環境でのセッションの反復の間にネットワークに送信される可能性がある機密データを保護するには、次のいずれかの操作を行う必要があります。
JGroupsの暗号化を有効にします。JGroupsの暗号化を有効にする方法の詳細については、JGroups Encryptを参照してください。
クラスタがファイアウォールの背後にあることを確認します。
この項では、追加のマニュアルリソースとIDMマニュアルの訂正箇所について説明します。
『Identity Manager 3.5ユーザアプリケーション管理ガイド』には、JBossの環境設定に関する一部の情報が含まれています。JBossのセットアップに関する詳細が必要な場合は、次のソースを参照してください。
SUSE上のサービスとしてJBossを設定する方法の詳細については、Novell のCool Solutions Webサイトを参照してください。
Apache SSLのセットアップについては、JBossのWebサイトの該当セクションを参照してください。
IIS SSLのセットアップの詳細につていは、 JBoss Forumの「インストール」、「環境設定」、および「展開」を参照してください。
Identity Manager 3.5では、『アクセサリポートレットガイド』のポートレットSSOを有効にする方法に関するそれぞれの説明が次の手順で置き換えられます。
ポートレットシングルサインオンを有効にするには、次の手順に従います。
ユーザアプリケーションで、[管理]タブを開き、[
]を選択します。の順に選択します。
ラジオボタンをクリックして、SSOを有効にします。
『IDM 3.5 ユーザアプリケーション: ユーザガイド』のセクション13.3には、プロビジョニングアプリケーション管理者は、組織内のユーザ、グループ、またはコンテナに対する割り当ての委任を定義できると記載されています。このテキストの内容は正しいのですが、間違った場所に配置されています。これは、セクション11.5に追加される必要がありました。
『IDM 3.5ユーザアプリケーション: ユーザガイド』のセクション9.2の最初の段落は、次のように記載される必要があります。「デフォルトでは、Identity Managerユーザインタフェイスにログインした後で、[リクエストと承認]タブをクリックすると、[マイタスク]ページが表示されます。」
こマニュアルでは、「より大きい」記号(>)を使用して、手順内の操作と相互参照パス内の項目の順序が区切られています。
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