2.4 XPath 1.0の式
条件、アクション、およびトークンの中には、引数でXPath 1.0の式を使用するものがあります。XPathは、XSLTおよびXPointerとで共有される機能に対し、共通の構文とセマンティックを提供するために開発された言語です。主にXMLドキュメントのアドレス指定で使用されますが、文字列、数値およびブールなどのデータ操作を行う基本的な機能も備わっています。
XPathの仕様では、埋め込みアプリケーションが、複数のアプリケーションで定義された情報をコンテキストに提供する必要があります。DirXMLスクリプト(セクション 1.1.2, DirXMLスクリプトを参照)では、XPathは次のコンテキストで評価されます。
- コンテキストのノードが現在の操作。
- コンテキストの位置とサイズが1。
- 使用可能な変数が次のように複数ある。
- Identity Manager内のスタイルシートに対するパラメータとして使用可能なもの(現在のところ、fromNDS、srcQueryProcessor、destQueryProcessor、srcCommandProcessor、destCommandProcessorおよびdnConverter)。
- グローバル構成変数。
- ローカルポリシーの変数。
- 異なる変数ソース間で名前が衝突している場合は、優先順位はローカル変数、スタイルシートのパラメータ、グローバル変数の順になります。
- ポリシー要素上で宣言されたネームスペース。
- 使用可能な機能が次のように複数ある。
- 組み込まれているXPath 1.0のすべての機能。
- NXSLで提供されているJava拡張機能。
プリフィックスをJavaクラスに関連付けるためのネームスペース宣言は、ポリシー要素で実行される必要があります。
W3 Webサイトで詳細情報を参照できます。